表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
義母と召使達の独白
46/613

2話 ---報告考察---

「…といった次第でございます。アマリアーヌ様」

「解りました。下がっていいですよ。あっ。ファルシオンが起きたらこちらへ連れてくるように」

「かしこまりました。」


憎しアルフィーニめ。死してなお御当主様の心を奪い、忘れ形見は我は息子まで魅了するとは。

なぜでしょう。あの時、アヤツの命運は尽きたはずなのですが。

生き返るとは、どんなカラクリがあったのでしょうか?

…また『闇』に依頼せねばなりませんか。

後2年半、それまでに『光』とも渡りをつけておかねばなりませんねぇ。


しかし、妾でもなかなか御せぬ息子を、いとも簡単に手懐けるとは。少し対応を変えねばなりませんか。


その要因の一つがこの甘味ですか。

どうせ、子供だましだろうと思ってはみたのですが、噂では御当主様をも魅了していると聞いいています。


この真贋。わが舌で見極めてあげましょう。

幸い、5個(あれ?)あるから、今、一つ食べても問題ありませんね。


話では皿に落とすと聞いていましたが、そのままでも味は変りないでしょう。

スプーンを入れる[プルン]「やわらかいですね」

スプーンを出す[プルン]「なんと面妖な」

口に入れる[プルン]

何なのこれー!?

プルプルのトロトロー!!!

美味しすぎるー!!!

ヤダー!!!

♡♡♡お抱えパティシエにしたいー♡♡♡

っと。キャラが崩れてしまいました。

何ですの、これは?

この破壊力。

アヤツ、妾をも魅了する気ですか。

『排除』でなく『懐柔』を考えねばなりませんねぇ。

妾が魅了される前に。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ