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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
年末挨拶。年始挨拶。
289/613

11話 ---子嬢観劇---

「ル~ゼちゃん。4日ぶり。」

「アリスちゃんの令嬢姿もひさしぶりだよ。」


ルゼ姉は年末から鍛錬には来ていない。年末はどことも忙しいのだ。


「ひろにぃ。なにがはじまるの?」

「エイル。このまえ、ボクとヒロ兄が『きょうだいきし』演ってみせただろう。」

「うん、はるにぃ。あれ、すごかった。」

「あれの、もーとすごいのを演るんだよ。」

「あれよりすごいのってどんなだろう。ワクワク。」


<トントン>

ノック音に[どなたでしょう]とラーヤが対応しようとするが、


「ラーヤ開けないで下さい。本来この場には居ないはずの人ですから、対応しなくて結構です。」


「えっ?それって?」

「おばけ?」


お子様が怖がっている。


<トントン>


「ひー!」

「こわいよー!」


<トントン>


「やー!」

「たすけてー!」


<ドン!>

「ヒロー!我を無視するでない!返事がないと悲しくなるではないか。」


護衛騎士になりきってましたね。

でも僕の眼はごまかせませんよ。

いや、魔視力使わなくても、騎士団員の顔は全員覚えていますから。

父も知ってて黙ってくれていたんだな。

師匠も人が悪い。


「ルル兄。本当なら今頃、王城にいるはずでしょう。また抜け出してきたんですか?」

「ヒロ達だけ観劇など、ずるいぞ。」


駄々っ子かっ!


「今頃、王城。それもルル兄御付きの人がパニックですよ。」

「そこは大丈夫である。『ヒロの所に出かける』と書置きしておいたから。」


お子様かっ!


「この書置きだけで安心されるのだ。『ルーフィン家なら安心ですね。しょうががありませんね。』と」


信頼されているのか?あきれられているのか?


「それに4日もルゼに会えなかったのだ。…そこは…察しろ。」

「ルル様」<ぽっ♡>


バカップルか?


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