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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
侍女Aの独白
28/613

3話 ---侍女A転---

どうやら坊ちゃまはデザートを試作しているらしい。失敗作でもご相伴にあずかれないかな?


と思っていたら、試食役キター!

でも、坊ちゃまと同じテーブルに着くなど恐れ多い。

『甘味の誘惑』と『侍女矜持』で揺れ動く中、バーバラーヤ様に「お役目です」と説得された。

うん、『お役目』なら仕方ないよネ。主のお世話をするのが侍女の役目。主が試食を希望されているのなら叶えねば。


1品目

ナニコレ?甘い!美味しい!プルプル!こんなの初めて~!

でも坊ちゃまはちょっと渋い顔。


2品目。侍従君も加わっての試食

さっきより滑らか! もっと美味しい~! 味は同じなのに食感でこうも違うの~!


えっ3品目? さっきので完成じゃないの?

お皿にプルン!

ヤダ~!かわいい~!

上から茶色いソースが垂れた姿は「山」そのもの。

一つの芸術作品に見える。

皿を取る。[プルン]

スプーンを入れる。[プルン]

スプーンを口に運ぶ。[プルン]

スプーンを口に入れる。[プルン]

「「「「おいしい~~!!!!」」」」


このデザート、名は「プリン」

『名は体を表す』と言いますが、まさしくそれ。どんぴしゃりです。

残った材料で大量に作られるプリン。誰の口に入るんだろう?

もっと食べたいな~。

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