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11話 ---魔物昆虫---
複眼
外骨格
腰ベルトに擬態した2対目の脚を含む計6本の腕脚)
という特徴があるが、ほかにもこいつは、いろいろな昆虫の特徴を有している。
卵床とするため、相手の意思を奪っての産卵
(ベッコウバチ等の狩蜂類、ヤドリバチ類)
こいつらは全てメスで、あの一物は産卵管だ。
単為生殖、又は、どこかにオスがいてハーレムを築いているという仮説が成り立つ。
単為生殖も一部の昆虫の繁殖定番だ。
(アリマキ)
オス的特徴も持つ。
背甲板をこすり合わせる音によるコミュニケーション
(スズムシ、コオロギ等)
頭をつぶされても、繁殖しようとする本能
(カマキリ)
本来の昆虫の特徴として『巨大化出来ない』というものがある。
『開放系循環器』と『気門呼吸』
これらは大型生物には向かないシステムだ。
このゴブリキの魔力には、青と緑が混ざっていたので、魔力でそれらを補っていたのではないかと推測する。
余談ではあるが、
『ゴブリキは、一匹見つけたら百匹いると思え』
と某不快害虫そのものの言葉もこちらには存在する。
何より『ゴブリキ』自身、そいつのアナグラムだ。




