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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
お茶会顛末記《王子》
187/613

1話 ---先触応対---

「当方、王家第三騎士団所属トマーシュ=レイモンである。第三王子ルーシフェル=ゼ―フィン殿下の使いで参った。ルーフィン公爵閣下にお取次ぎ願いたい。」


間の悪いことに今、父上は王宮に出仕中。義母上はお茶会真っ最中だ。執事長が出てくるまではもうしばらくかかるな。


僕が対応してよいのだろうか。

ボクその1[異議な~し]

ボクその2[無問題]

ボクその3[OK!]

満場一致で僕が対応することにします。


「父ルーフィン公爵は不在です。用件があればルーフィン公爵家が長男フィロルウェイン=ルーフィンが承る。いかな御用か?」


「…………子供に用はない。」


まぁ、それが普通の反応だね。


「ヒロよ、どうしたのじゃ?大声出して?」


師匠の登場だ。


「なんだ?トマ坊か。立派になったのう。」

「お、お久しぶりです。ライヤーン閣下。」


おっ。騎士さんちょっとビビってる。


「しかしまだまだよのう。見た目だけで判断するとは。しっかり口上を返したであろう。当国の騎士は礼儀をわきまえない無作法者か?」

「いや、しかし…」


おお~。師匠のにらみに退かないとは。彼、結構つおい?

(その割に冷や汗かいてますけど…)


「ちなみにこやつ。剣技は修行中だが、ガチでやるとヌシ…負けるぞ。儂の愛弟子じゃからな。」


師匠に『愛弟子』って言われた。嬉しい~♡


このへんにしときますか。


「師匠。援護はうれしいのですが話が進みません。レイモン殿。詳しい話をお聞きしたいので、馬を降りてこちらへどうぞ。」

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