表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
お茶会顛末記《夏》
186/613

13話 ---継続娘用---

またしてもやられてしまいました。

しかし『御姉様』呼びもいいものですね。

これだけポンポンと新企画出されると、対抗するのも馬鹿らしくなってきますね。


[私、何で、こんなに対抗意識燃やしてたんだっけ?]


名前呼びで貴族院時代を思い出しましたわ。

今度、二人っきりのお茶会、開いてみようかしら。もちろん名前呼びで。

あの頃のように、楽しくおしゃべり。また出来るかしら?




『ルゼ』ちゃんもばれずに過ごせたようですね。


え、何ですの?

アリスちゃんの情報が欲しい?

えーと『影』からの情報によると…

あの子はおそらく、フィロルウェイン様の専属侍女ですね。

そういわれてみれば前の茶会の時の給仕で見たような気がしますね。

雰囲気的に12歳位に見えてますけど貴方と同じ14歳ですわ。


え?何?

当家を止めて、ルーフィン家に行きたいですと?

それはなりません。


まだまだ、何度かお茶会に出てもらわないと。

それに、ルーフィン家に行ってすぐに、雇ってもらえるとお思いですの?


心配しなくても、成人の暁には解放してあげますし、その際にルーフィン家に一筆添えてあげましょう。

なんでしたらフィロルウェイン様に直接、話を持って行ってもいいですわね。

それまではよろしくお願いしますね。


そうだ。

次の茶会時にアリスちゃんの情報を集めてみたら?

『女の子同士』ならいろいろ聞けるでしょう。

うん、決まりね。


今回は突貫準備でしたけど、もう少し『女性』としての所作を身に着けてもらわないとね。

もちろん必要な衣装、小物。だけでなく生活に必要な物はこちらで用意します。

お給金も弾みますよ。それであなたの実家も少しは助かるでしょう。

1年ほど我慢すれば、実家は持ち直せるしアリスちゃんと一緒に働ける(かもしれない)。

ただ、このままだと『男の娘』街道まっしぐらな気がする。引き返せなくなりそうな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ