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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
お茶会顛末記《夏》
182/613

9話 ---偽令嬢演---

最初はね、演じようとしていましたよ。令嬢を。

でもね、女の子同士の会話に令嬢もへったくれもありません。

皆、自慢したい病 発症者なのです。

すくに打ち解けました。


注意する点は『侍女とばれないようにすること』『相手を持ち上げつつ、自分を下げないようにすること』この二つさえ守れば大体オッケーです。

2番目は難しいようですがヒロ様趣味(シュミ)レートすれば簡単です。

でもね、甘味の話になるとテンション上がっちゃいます。上の事、忘れそうになります。甘味は正義です。


ありっ?


いつの間にか甘味自慢からヒロ様自慢に変わっている。

皆も甘味より食いつきがいいぞ。ヒロ様は正義?



ルゼちゃんは固いなぁ。

見た目、ヒロ様風にいうと『ヅカケイ』なんだろうけど…


「すいません、アリス様。考え事ををしてまして。」

「『アリスちゃん』」

「え?」

「皆も『ちゃん』付けで呼んでいるんだよ。ルゼちゃんも『ちゃん』付けで呼んでくれなきゃ。」

「えーと。アリス…ちゃん」

「ん。よろしい。」


ちょっとお姉さんぶってしまった。

「ドコデ、モドア。ここに溜まっている空気が解りますか。」

「溜まって…いますね。」

「若干…重いですね。」

「この少し重い空気だけを二人で同時に『フールド』で集めて圧縮していって下さい。」

「「ヒロ様。なぜか水になりました。もう限界です。」」

「一気に魔法を解除してください。」

〈シュゴッ〉

「「何か雪のようなものができました。」」

「あっ素手で触らないでください。イリス。これは『雪』です。氷は作れなくても操術は仕えるでしょう。雪を集める魔法で集めてください。」

「ヒロ様、扱えないことはないんですけど、なんか勝手が違います。」

「何とか頑張ってください。さぁ、どんどん行きますよ。」

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