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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
お茶会顛末記《夏》
178/613

5話 ---令嬢紹介---

「皆さんようこそおいで下さいました。今日は私の事は『アマリ』とでも呼んでくださいまし。そしてこちらが私の親戚のアリスルートです。」

「えっと、アリスルートといいます。この度、お茶会ににお呼びいただいたアマリ御姉様と、美しき皆様との出会いに、感謝の気持ちをささげたいと思います。皆さま親しみを持って『アリス』と呼んでいただけると幸いです。」


「初々しくとも、しっかりした口上ですね。」

「それにしてもあの、うっとりするような髪の色艶。髪の色が一緒なのでアマリ様と姉妹に見えますね。」

「この前のお茶会の時からですわ。アマリ様の髪が変わったのは。」

「なんでも『リンス』というものを使っているとか。」

「そうそうそれそれ。アマリ様が御贔屓にしている商会の新商品だそうよ。」


つかみは上々です。

しかしこの口上。フィロルウェインの差し金かや?



「アマリ様。この度のお招き、ありがとうございます。私、エイリースルと申します。『エイリ』とでも呼んでください。そしてこちらが親戚のエドルーゼです。」


確かバッヘン侯爵家も縁者に年頃の娘はいなかったはずですが。

…勝ったな。

…妾のアリスちゃんの方が2段も3段も上です。


「エドルーゼ、といいます。『ルゼ』、と呼んで下さい。」


固いのう。あの固さ、騎士見習いから連れてきたのかや。

そういえば、この前の騎士給仕の中に、似た顔の者がいたような…

…ここは詮索しないでおきましょうか。

「アリスちゃんを妾にくれぬか?」

「アリスは僕の[専属]です。義母上にはあげません。」

「ケチッ!」

「お子様ですか!」

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