3話 ---令嬢茶会--
「「「「「「「「「「この度はお招きいただきありがとうございます『アマリ御姉様』」」」」」」」」」」
今回のお茶会は『貴族のお茶会』ではなく『令嬢のお茶会』としてみました。
お互いに家名ではなく名前で『様』『御姉様』『ちゃん』付けで呼ぶようにしてみたのです。
この事を他家に伝えれば、皆乗り気で賛同してくれました。
今回お呼びしたのは、主に成人前の娘を持つ家ばかりです。
妾ですか?
ちょうどよい娘がおりませんでしたので、フィロルウェインから侍女を一人借りました。
アリスルートという娘です。
フィロルウェインの専属達はこの屋敷でも1、2を争う器量良しとなっています。
「リンスで髪艶がよくなっただけですよ。」
と言っておったが……まだ何か隠しておるのか?
まだ試験段階なのでしょう。気長に待つかのぅ。
そんな一人を着飾ってやれば、ほら。
これで他家など、及びもつかない『御令嬢』の完成です。
本当はセレスちゃんを借りたかったのですが、「アイスを作るのに絶対に必要な人員なので無理です。」とのこと
「そうですね。フィロルウェインや。ドレスを着てみる気はないかや?」
全力で拒否されました。
バーバラーヤに聞いてみると
「…アリスルートなら適任かと存じます。」
アリスちゃんは14ですが12くらいに見えますねぇ。
ただあの胸は凶器ですねぇ。モグモグしたいところですが今は抑えておきましょう。
「アリスちゃん。今日はよろしくね♡」
「は、はい。アマリお…御姉様」
キャー!これよコレ!この恥じらう感じ。たまんないわぁ~。




