5話 ---奥義改造---
僕は、魔力色を変える事はできるがその変化した魔力は体にはなじまない。
他の人の例からも、その人の体質に合った魔力色という物がある。
この奥義は 緑魔力に対応できる体を、空気と誤認させ操術を掛ける。
ならば僕の体は白魔力対応。とすれば…
まずは空気抵抗を無くすために緑魔力を纏う。その上で体内には白魔力を循環させ…2色魔力はちょっと制御が難しいな。
[我は『光』。『光』故に光速。移動!]
…
…
成功したようです。
空気抵抗がないため無音ですが確かに移動しています。
さすがに光速は出ていなかったと思いますが。
「ななな、なんじゃそれは!儂より速いではないか!何をした!」
どうやら音速を超えていたらしい。
緑魔力纏ってなかったら、ソニックブームで、周りだけでなく自分も無事ですまなかっただろう。
これと同じ理屈なら、赤青黄魔力でも出来そうだが、やはりここでネックとなるのが空気抵抗。
これがある限り音速に近づくのは無理だ。
あと、イメージ。
『水のように』『火のように』『土のように』
どれも早いイメージがない。
昔ヒーローに、「ダッシュツー:火の化身。火のように速く走る。」ていうのがいたけど、それって、ガス・ガソリン系の場合の話だよね。




