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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
速度強化術入門
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2話 ---意識誘導---

「でさっきの『子供だまし』の正体ですが。黄魔力によるミスディレクションです。」

「なんじゃいそのミスなんちゃらというのは。」

「別の言い方をすると『意識誘導』です。この時、師匠から一瞬、黄の魔力が発生し別の場所に移動しました。

エル姉さんの意識がそちらへ向いた瞬間に、師匠が移動したために、一瞬師匠を見失ったんですよ。」

「儂は実際そんなことをしておったのか?」


この世界の魔法弊害だ。仕組みは教えず、『出来たらオッケー』の風潮。

専属や騎士団員には、仕組みを説明してはいるが、根は深そうだ。


「師匠、これは別に魔力は使わなくても、視線や仕草でも応用できますよ。」


いままで敵対者には、剣技のみで勝っていたためこういった小技は習得する機会が無かったそうだ。

『子供だまし』も騎士団長となって団員指導の中で身に着けたものだ。



「オルソン、ウルデーナ、カテリーナルも加われ。4体1の模擬戦じゃ。」



「4対1なら勝てるかも」

「「「お尻触られた雪辱を晴らすいい機会!」」」


おいおい!セクハラ爺かよ!

軽蔑すべきか、尊敬すべきか悩むところだな。



結果…師匠の圧勝。

早速『意識誘導』を実践したようだ。

4人で囲っておきながら、全員が師匠を見失うことが何度もあった。


「ヒロ君。なんてものを教えたんだい。ますます団長が手に負えなくなってる。」

「「「わーん。またお尻触られた!お嫁に行けなーい!」」」


みんな美人姉さんだから十分貰い手ありますよ。

これは別段、セクハラではなくて対師匠との模擬戦終了の合図として、師匠に腰を叩かれるものということだ。現にオル兄さんも叩かれている。

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