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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
速度強化術入門
167/613

1話 ---空気抵抗---

「かなり体力もついた様じゃの。速度強化術をしてみるか。」



強化術も次の段階に入りました。


「まずは手本じゃ。エルレン。ちょっと手伝え」

と言って師匠は全身緑の魔力を纏いエル姉さんと模擬戦を始めた。

エル姉さんは今のところ剣で受けれている。


「ちょっと子供だましをしてみるかの」


エル姉さんの剣が追い付かなくなり、全身防御も使わざるを得なくなっている。

師匠の見た目のスピードは変わっていないのだが…


「儂では土属性の相手にしか使えん技で、あんまり多用していると利かなくなるがのぅ。」


模擬戦を終えて、


「基本、というよりこれが速度強化術のあらましじゃ。ヒロは何かわかったかの?」


やっぱり丸投げですか?


「まず、緑の魔力で空気抵抗を無くしていますね。」

「『空気』とは何じゃ。」

「『空気』は今この場に満ち溢れている見えない『物』です。この『空気』の移動が『風』という現象です。」

「『風』は物ではなく現象なのか?」

「そうです。師匠は走っている時なんか、風を感じませんか。」

「あるのう。」

「その時、実際には風は吹いていません。『空気』の中を移動することで、『空気』が移動するのと同じ現象が師匠に起きているのです。」

「ほほう。」


「と話がはみ出ましたが、普通に体を動かすだけでも微弱ながら『空気』の抵抗を受けているものなのです。

で、この抵抗ですがスピードの倍々で増えていくものと考えてみてください。

今、剣を振るうのに、速度強化を使う場合と使わない場合でどれだけ違いがありますか?」


まず強化術使用時(無音)

強化術を切った場合〈ビュン〉


「かなり違うのう」

「この『空気抵抗ゼロ』による損失無しの剣速、移動速が速度強化術の正体です。」

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