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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
再び、月市の日
153/613

7話 ---多股烏賊---

「物知り坊ちゃんならこんなのはどうだい?『10本足』と『小クラーケン』」


どう見ても、タコとイカだ。

こっちのタコは10本足がデフォなのか。

このイカが小クラーケンなら、ダイオウイカがクラーケン?


「俺はまだ見たことがないが大クラーケンは60シャックン(約11m)あるらしいぞ。

そうそう、寒くなると赤くて肉厚の『中クラーケン』10シャックン(約1.8m)も出回るぞ。」


こっちはアカイカか。冬が楽しみだな。

もしかして赤いからって...

「その『中クラーケン』って、ツノ、付いていないよね?」


「相変わらず物知りだな。角付きは3倍の引きの強さで、釣り上げるのに苦労すると聞いているぞ。その分、旨くて値段も高いがな。」


マジですか?




「エビ同様、これも生で食べれるの?」

「おう、うめーよ。生で良し、煮て良し、焼いて良しだ。ただ捌く時に注意してくれよ。内臓にある墨袋。こいつを破っちまうとアウトだ。毒はないんだが臭くて洗ってもとれやしねえ。漁師はいかにして墨を吐かれないようにして絞めるかが腕の見せ所よ」


それだとイカスミスパにはできないか。


「おっちゃんトコで墨袋取って、売ってくれる?」

「手間ぁかかるんでやんねぇんだけどな。物知り坊ちゃんのためだ。『10本足』10匹、『小クラーケン』20匹でどうだい? 手間賃に1割増しで?」

「買った!」

ここ以降

『10本足』=タコ 『小クラーケン』=イカ

と表現します。

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