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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
銀貨亭の相談事
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6話 ---冷却魔法---

僕の眼による解析結果は、

・赤の魔力がコップ内の熱エネルギーに働きかけ熱エネルギー⇒白魔力への変換を行う。

・白魔力は一部は光になるが大半は霧散してゆく。



「セレスの魔法は水属性の氷魔法ではありません。火属性の冷却魔法です。」

「「「「「冷却魔法?」」」」」


「火属性って『火』を扱うとしてますけど、本当は『火』ではなく『熱』を扱います。実際に火を使わずに物を温める魔法がありましたよね。」


辞典の上級魔法欄に『ホカホ』という魔法があったはず。


「彼女の場合、魔法で『熱を与える』ではなく『熱を奪う』事をしただけです。その証拠に石も冷たくなってたでしょ。」


水魔法でない証明のため、オル兄さんにコップに石を入れてもらってきたのだ。


「石を冷やすときに3回も魔法をかけたのは、温度を下げる際の変化が解らなかったから。違いますか?」


「はいヒロ君の言う通りです。

温度の下がりが少し止まった後、温度が下がって行けば凍ったって判るんですけど、

さっきはどんどん下がっていくばかりで、凍ったかどうかわからなかったもので。」



水は温度を下げて行った際、0℃で一気に氷になるわけではない。

0℃を保ちながら徐々に氷になる。

全てが氷になってから再び温度が下がり始める。


彼女は、この変化を感じていたのだ。

ただ、

彼女は『温度が変化した』ことは判っても『今、何℃』までは判っていないようだ。

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