表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
儀式からの生還
13/613

11話 ---光塊集捨---

寝る段となって妙に体がいじいじする。

医師が体に放った光の残渣が体の内部をつつきまわしている。

男性特有の、あの溜っている感覚に似ている。

まだ3歳児で出せるわけでもなく、どうしようかと悩む。

ふと、溜る⇒煩悩⇒仏門修行 と連想し座禅を組んでみた。

おや、光が集まってきたぞ、ちょうど丹田あたりか?

集まってきた光塊に意識を集中すると

(こっ、こいつ、動くぞ)

体内操作が自由にできることが分かった。

光塊を移動させると、その通り道に残っていた光が光塊に吸着された。まるで雪玉である。

光塊を体の隅々に移動させ、いじいじを一掃。したのはいいのだが、どうしよう?

尻から出す? 暴発しそう。

口から出す? 怪獣か?

とりあえず、暴発しないよう両手で包むようにして光塊をひねり出す。

お~出た出た。光の玉が。

何だろう?

テンプレで魔力?

結論を出すには知識が足りない。要勉強だ。


このまま、ポーズをとれば、か▽は○波が出せそうだ。

このままだと、だんだん霧散しそうではあった。

また体内に取り込まれては集めた意味がない。

外に捨てよう。

バルコニーに出て、庭にポイしようとするが、目立ってしまうな。

おっ、排水口がある、ポイ。

……コロっと庭に転がり出て茂みの中に消えていった。

後日に騒ぎになっていなければ問題ないだろう。


次の日の夜、前日掃除したはずの光が、また体の内部をつつきまわす。

その後、光塊操作が、寝る前の日課となった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ