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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
筋力強化術入門
112/613

1話 ---相関解説---

「ヒロ様。ありがとうございます。昨日の防御強化術に対する『魔力を纏う』という考え方。術の習得にかなり有効であることが解りました。」


師匠が慇懃に報告してくる。

むず痒いからやめてくれー。


昨日のその後の修練で何人かは成果がでたようだ。


「と。ヒロよ。今日は筋力強化術をやってみようかの?」

いつもの師匠だ。


「師匠。今日は侍従二人にも強化術を習わせられないものでしょうか?」

「ふむ。…ヌシらの属性は『風』…かの?」

「「はい」」

「ならば、防御強化術は難しいかもしれぬのう」

「どういうことです?師匠。」

詳しく聞いてみよう。


「各強化術には得手不得手があっての、魔法属性の影響を受けよる。

土属性の者は防御強化と筋力強化、治癒力強化

風属性の者は速度強化と筋力強化、治癒力強化

水属性の者は治癒力強化と筋力強化

火属性の者は筋力強化と治癒力強化

は修練次第で必ず使える。だかそれ以外の強化術じゃと習得に差があっての。風属性の者と防御強化は相性が悪いのじゃ。」


=====

つまりはこういう事だ。

↙土↘

水―火

↖風↗

筋力、治癒力強化術は皆比較的習得しやすいが、防御、速度強化術は属性が一致しないと習得しにくい。

なお火属性は筋力強化、水属性は治癒力強化 に強化率が上がる。


なお、強化術に関係のない属性はこの関連図には含まれていない。

=====

そんなんでよく僕たちに防御強化術、習得させようとしたな。


「師匠は、いとも簡単にやってたのではないのですか?」

「それはほれ、修行の賜物じゃて」

「僕たちにもできたではないですか。」

「ヌシらは特別じゃ。あくまで『習得しにくい』であってできないわけじゃないのだ。1週間で出来ればめっけもんと思うてた所で、1日で習得するとは…

まだヌシらの属性も確定していないというのにのに。どこに洗礼前に魔力の使える者がおる?」

「はい、ここに二名ほど。」

師匠はあきれ顔だ。

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