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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
防御強化術入門
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7話 ---一寸休憩---

アリスが戻って来た。ベティも一緒だ。

ラーヤが「ヒロ様がお疲れになっていたら癒してあげるように。」と寄越してくれたらしい。



「師匠。ここらで休憩にしませんか?」

「ヒロよ。あまり団員を甘やかしたくないんじゃがのう」

「限界まで追い込んでの訓練も大切ですが、基礎訓練は適度の休息を入れた方が効果がありますよ。」

「しかしのう…」

「新しいお菓子を焼いたの…」

「戴こう。全員休憩!」


変わり身、早!

この爺さん。辛党かと思ったら両党使いか?



騎士姉さん達にも手伝ってもらって皆にお茶とお菓子を配ってゆく。

重曹が手に入ったのでパウンドケーキを焼いてみたのだ。


御付きの者にも配り終わったところで

「ヒロ様からの差し入れじゃ。ここはヒロ様に倣って…『いただきます』」

「「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」」


あら?『様』付けになってるよ。まあ、いいか。


あちらこちらから「うまい」「おいしい」の声が聞こえる。

おおむね好評だ。

が…



「ヒロよ。美味いのう。だがこれっぽちじゃと、ちと物足りんのじゃが…」

何とも情けない師匠の声。

おやつなら2切れあれば十分だ。

「師匠。訓練途中に腹いっぱいにしてどうするんです。ちょっと体と心を休めるだけならそれで十分です。」

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