表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
防御強化術入門
101/613

5話 ---防御術教---

で、ハルはというと、魔力も纏わずにエルレン姉さんと対峙していた。


「ハル、エル姉さん。ちょっとタイム。」

ハルにアドバイスしておこう。


「ハル。カード当ての時にや出した『暖かいもの』があるだろう。あれを全身から滲み出せないか。」


ハルは「う~ん」と気張って何か出そうとしている。

お尻からナニカは出さないでね。


「そう気張らずに、自然に。そうだな、騎士フリードの鎧みたいに纏えないか。」


おっ!イイ感じ。

ハルの全身から赤い魔力がしみだしてきた。

が、無駄が多いな。


さらにイメージを附加させる。

「騎士フリードの鎧は、神の鎧だ。軽く薄いが鉄壁だ。」


魔力が無駄なく薄く全身を覆う。


最後の仕上げだ。

「神の鎧だから黄金に輝いているぞ」

魔力が赤から黄色に変化する。


「エル姉さん。これでお願いします。」



エル姉さんも何度かの打ち込みに手ごたえを感じているようだ。


ハルも流石に常時、黄色は無理なようで、剣が当たりそうな場合にのみ黄色に変化するようになっていった。


ここでもうひと押し

「ハル!神の鎧は『剣をも弾く!』」


もうすでにエル姉さんは寸止めをやめているが、その刃が弾かれている。



僕の言葉ごとに付加されたイメージは、防御強化術として完成されていった。

イメージしやすいように『騎士フリードの神の鎧』としてみたらうまくいったな。

流石に『エネルギーゼロ』や『瞬時発動』のイメージは附加できなかったが。



「団長~。ハル君、防御強化術マスターしちゃいました~。1日。いえ、1時間もかからずにマスターしちゃうなんて……。私の入団当初のあの数週間は一体なに?」


こっちも涙目になっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ