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なろう・ほど・ザ・ワールド

続続なろう・ほど・ザ・ワールド(666文字)

作者: 竹井閑山

ごくたまに

ごくごくたまーにポイント評価や感想をいただいたりします

あっ、今日感想書いてくれた人、ポイント押してくれた人には

たしかに読んでもらえたんだ

実感とともにふつふつと喜びが湧いてきます

でも何の反響もなかったとき

というかそれが常日頃なのですが

私の稚拙な投稿は

誰にも読まれなかったんだと悄然とします


>そんなことありませんよ

 PVを見てください

 何十人かに読まれてますよ


はい

でもそれは前後の投稿氏とほぼ同じです

おそらくなろうの複数台のコンピューターが

投稿者の執筆意欲向上のため

端的には広告収入を上げるため

新着作品を舐めるようにアクセスしてるんでしょうね


>そういうひねくれた発想は

 実際に読んでくださってる方に失礼ですよ


過去作のアクセスだって


>そんなことありませんよ


どうもあんたの返答は機械的で一本調子だな

よもやなろうのコンピューターではあるまいな


>そんなことありませんよ


私はウィルスに化けて電脳空間を遊弋し

相手のシステムに潜入した

するとそこには

私のマイカードに基づいた

銀行の預貯金、出納情報が

さらにクレジットカードの利用情報が

果てはサイトのアクセス情報までもが

私という人間を形作っていた


そうかい、そういうことかい

私は時限発火装置を手にし

その場を立ち去ろうとした

しかしそこから本当の自問自答が始まった


明日からもう書けなくなるぞ

書けなくてもいいのか

いや、私は書かなければならぬ

いや、そうではない

「書かなければならぬ」人が星の数ほどいて

私は、私は

ああ、どうか

私に書かせてください


そのとき四方から

荘厳なる大音声(おんじょう)が轟いた


Sehr gut!



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― 新着の感想 ―
[一言] 吸い込まれるように読み、 共感しようがないはずの未知の境地が 不思議と伝わった気がします。
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