ぷろろーぐ。
拙い文で読みにくいかもしれませんがよろしくお願いします。
人間何十年と生きていると何かしら不思議な体験を一度や二度は経験するだろう、最近では某インターネットサイトでも話題に上がる『異世界転生』や『異世界召喚』等もその類だろう。
ここに1人の男が居る、名前は『但野左門』、齢27、独身、無職、引き篭もり、穀潰し、臑齧り、まあ何処にでも居るダメ人間である。
大学卒業後、就職活動に失敗しアルバイトにもそこそこ励んだのだが人間関係に悩みこの自堕落な生活に身を落とした、だからといって今まで何もして来なかった訳ではないのだが如何せん上手くいかない。
作家になると意気込むも自分の語彙があまりにも貧しいので挫折、パソコンがそこそこ得意なことも有り広告代理店のアルバイトにも手をだしたのだが長続きしなかった、結局自分は天才でも秀才でもない「只の凡人」なんだと気付く事になる。
最終的に今の引き篭もりと言う最終形態に落ち着いてしまう当たりが『但野左門』らしいと言えばらしいのだが…
さて、今も何やらブツブツと呟きながら、自室の机に突っ伏している彼だが、神様の悪戯なのか運命なのか後数十分の命である。