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Abandoned Night 6話

日が少し昇て、ミラと名乗っていた少女は、私を睨んで何か言いたげに走り去っていった。

私もここにいてはさっきの光景が思い出されそうなので離れるため歩いた。


親から受けた視線と比べたら別にたいした事は無いけれど、やっぱり敵意を向けられるのは嬉しくない。

ミラはどうして私を睨んでいたのだろう…。敵が一人減ったのなら良い事なのに。

そうだ、シオンちゃんに聴いてみよう。

あの子なら普通に会話出来そうだから。


そう思った矢先、大事な事に気づいた。

『シオンちゃんどこにいるんだろう…?』

その時、後ろから声が聞こえた。

「やぁ、名前の無い子ちゃん。こないだぶりだね。」

後ろを振り向くと見た事がある青年が立っていた。

名前は…えーっと…あっ、ソラ!ソラだ。


「ソラ…私、名前決まった。アイ。私の名前。アイって言うの。」

それを聴いたソラは、面白そうに目を細そめる。


「そうか…アイ。よろしくね。これからは敵としてだけど、もし、仲良くなれたらとか思っているなら、自分の運の悪さを呪う事だね。まぁ呪う暇なんて無いだろうけど…。」

ソラはふと斜め上を見上げる。

太陽は傾き始めていてオレンジ色に輝いていた。

「ソラ、待って」

去ろうとしていたソラを呼び止める。

「何か用かな?僕はやらないといけない事がるんだ…君に構っている暇はない。それとも僕に殺されたいのかな?」

「全然違う。ソラ、私と悪魔の場所が分かったのはどうして?って聴きたかったの。教えて。」

それを聴いたソラは肩をすぼめフッと笑う。

「なんだ、そんな事か。石だよ。自分の石を見れば簡単さ。昼は無理だけど夜なら分かる。石の色で光るからね。じゃあ今はなぜ?って顔しているけれど、それはたまたま。偶然だよ。質問はそれだけかい?」

私は静かにうなずいた。

「後、敵は自分含めて7人いるはずだ。昨日死んだ2人。後は僕、君、ミラ、シオン。後一人足りないんだ。光はあるけどまだ弱い。おそらくてまだ石を渡す人を見つけていないか、それとも最初の君みたいにまだ契約をしていないか…なんだよね。君も勿論、探すの手伝ってくれるよね?期待しているよ。」

ソラは優しく微笑むと去って行った。


面倒くさい事に巻き込まれた気がする。まぁ時間の無駄では無い気がするからいいや。


そういえば、さっきソラが石を見れば場所が分かると言っていた…。

自分の隠れ場所を探しても無駄だから、今夜は普通に話せそうなシオンちゃんを探す事にしてみた。


続く


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