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Abandoned Night 14話

ミラの家に戻って来た。

夜の事だったのに久しぶりに戻ってきた感覚がした。

「何をボーっとしているの?早く入りなさい。」

ミラに言われ、お邪魔する事にした。

「ねぇ、ミラのパパとママは?」

「あぁ、お母さんとお父さんは二人とも海外に行ってるの。」

ミラの家族は忙しいのだろうか。

「まぁ、一人でも苦労はしてないわよ?慣れって物よ。」

付け加えたようにミラは言う。

そしてミラは思い出した様に「そうそう!」と言って

「朝ごはん食べましょ!お腹空いたでしょ?」

と朝食に誘ってくれた。

断る理由もないので頷いてミラと朝ごはんを食べる事にした。


ミラは慣れた手つきで朝ごはんを作っている。

私は何も手伝えずポツンと座っていた。

しばらくしていい匂いがしてきた。

「さぁ、出来たわよ。アイの好みとか知らないから、ハンバーグ作ってみたの。味のクレームは受け付けないわよ?」

目の前には美味しそうなハンバーグがあった。

「美味しそう…いただきます…」

「えぇ、どうぞ。」

私はハンバーグを初めて食べたかもしれない。

だってこんな美味しい物初めてだから…。

「…美味しい。」

「そ。良かったわ。」

二人で朝ごはんを食べてゆっくりしていると夕暮れになっていた。

時間が早く感じる。

ずっとバタバタしていたからだろうか…

するとミラが立ち上がり「そろそろね。」と言う。

私もミラに合わせて立ち上がる。

「アイ、私はユニを探しに行くわ。アイはどうするの?」

私は…どうしよう…。

1人になりたくない。何故かそう思った。

「ミラ、私もついて行っても良い?」

ミラはクスリと笑って、「良いわよ。ただし邪魔はしないで頂戴ね?」

そう言ってミラの家を後にした。

二人で歩いていると沢山のお店と人混みに溢れている所まで来た。

私はミラと何回かはぐれそうになったのでミラの裾をつかみながら歩いた。

するとミラが私の方を振り向いて「あら、歩きずらかったわね。気づかなかったわ。手。繋ぎましょ?」

手…繋いでも良いんだ…。

少し心が暖かくなった。

しばらく人混みを歩くとミラは立ち止まり、「この辺で待ちましょ?」

「どうして?何を?」

「人混みに紛れてたら深夜の人が少なくなるまで時間をつぶせるかなって思ったの。何って…ユニをよ。ユニなら私を狙ってくるはずよ。私はユニのお父さんの仇なんだから。」

ミラはしっかりと前を向き周りを警戒している様に見えた。


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