★人物紹介(2)
★人物紹介です。本編のみ楽しみたい方はスルーでOKです。
■ジクラータ教皇
神の奇跡と呼ばれる不老の教皇。出現した時から100年が経ったが、外見には一切の変化がない。「ベレク大聖教」の頂点に立つ。聖なる威光と美貌を併せ持ち、その真意は誰にも測れない。宗教の頂点に立ちながら、世界の行方に深く関わる。普段はベレク神聖王国の中央にある塔、その高層階である「空中庭園」にいるらしいが、しばしばラガンドーラ帝国の皇城に姿を見せている。
■ザールフェテス皇帝
ラガンドーラ帝国の皇帝。理知的な外見の裏に、冷徹な野心と力による支配――大陸統一――を掲げる統治者。しかし、ベレク大聖教に深く傾倒しており、ジクラータ教皇とは明らかに上下関係にある。年齢的には40代。
■ランサーラ将軍
ラガンドーラ帝国の十将のひとり。魔法と戦術に長ける。帝国のために命を賭ける高潔なる忠義の騎士。ザラの妹であるレイザを「人質」として監視下に置いている。魔神ヒューレバルドから魔剣を託され、ただでさえ強力な魔導騎士であるのに、それにより無敵の騎士となった。
■レヴェウス将軍
ラガンドーラの十将のひとり(戦死した将軍の後釜として昇格)
ラガンドーラに滅ぼされた小国の出身で、奴隷の身分から将軍にまで上り詰めた男。奴隷から将軍となったのはほかにはザラがいる。相当な実力者。現実を冷静に見据えつつも、人間らしさと理想を胸に秘めた野心家。ザラとレイザにはよき兄貴分である。
■イジュヌ将軍
ラガンドーラの十将のひとり。目隠しをしている強力な大魔導師。最強格の魔神、「晦冥の七柱」の人柱・ヴァレゴネアを従えている。その狂気的な終末論を掲げ、そのためにはありとあらゆる犠牲を厭わない。数万の軍勢を一撃で壊滅させる力を見せる。
■カレンファレン将軍。
ラガンドーラの十将のひとり。ナーヤとは共に学んだ仲(同期)。従魔術に優れ、魔竜すら従える。ナーヤと互角の実力を有する。