哲学ー4つの連続する考察
1ー普遍化に向かう実存ー
故に、時空を超える必要は失われた
点に、虚無を内包しつつ
面に、時空を同一化する
点と面は交差しつつ今、ここに集約する
つまるところ
永劫回帰とは、全てを含む単一の世界を表す
二元論は終焉を迎えた
価値観の革命は、すみやかに世界に至らせねばならない
今、ここは、永劫に継続され、繰り返し回帰される
この事実に気付かねばならない
現象は、無限の選択肢を示しつつ
世界は、ここに集約されている
ここは、これを読む、貴方の世界である
聖書、ヨハネ黙示録にある、新しきエルサレム
大乗仏教にある、空、全ての衆生は救済された
全ては合一する
2ー円環する実存ー
世界、現象は同一化する
では、存在を、存在させている存在者とは何か
・自身への問いの解答者である
それらにより、私は私であると区別する
・世界を明らかにする者である
存在者による存在が世界のあり様だ
・世界に内在する者である
全ての現象に存在者はいる
・そこに在る者、全てが存在者である
ここに価値観のコペルニクス転換がなされた
横線は存在者、縦線は一方向に進む時間
そして
これら自体が円周に回転しながら宇宙を銀河を公転している
この時
点a、自身は気付けない
何故なら
点aは一つの地点を示す記号に過ぎない
同時に、点aは、存在者として世界を現す
同一である現象そのものを点aは体現している
円環の渦、中央から出る真っ直ぐな光
自身が銀河であり、自身が宇宙である
世界、現象は同一化する
その時、存在者による全ての存在も同一化する
世界・現象・存在は
今、ここから、永劫回帰が始まる
3ー脱構造、語りえぬものー
地獄の底で念仏を唱える、という表現を好む
行けるかどうか、判らぬ天国のことを思って
日々、善人振るより、よほど清々しい
個性、というより好みの気もする
信仰という言葉の意味するところは
二元論の枠内にある
そのもの、自体は一元論を唱えても
その世界は善悪、白黒で彩られている
二元論自体が、巧妙に仕組まれたルサンチマンとすら邪推してしまう
しかし、歎異抄は読めば読むほど惹き込まれる
『とても地獄は一定すみかぞかし』
ここで、二元論、いや一元論すらぶっ壊す
六文字、以外の何ものが必要か
世界すら否定する、凄まじき哲学だ
鎌倉時代、既にニーチェですら超えている
信仰の為せる御業であろうが、真理がここにある
省みれば
近現代哲学の進捗とは、言葉・記号の呪縛から、今だに逃れられない
世界、現象は同一化する
そして世界・現象・存在は永劫回帰する
ここから先に辿り着けない
言葉・記号からでは解けないかも知れない
4ー点Xから始まる未来ー
同一化した世界・現象・存在は永劫回帰する
この瞬間、時空という概念も同一化する
今、ここに、宇宙の全てが現されている
特異点ではない、正則に普遍である
これが、この世界の唯一の真理である
哲学は、ここから何処に向かうのか
仮にここに点aがある
この世界は点aで全てが現されている
そして
点bを寓意に記す、点c、点d、~点X
無限の寓意点Xは平行するナニカの存在を示さなければならない
・多元宇宙論
・泡・平行宇宙
・超弦理論(X次元、異なる物理法則)
・可能世界論
何れも、証明出来ない、依然として空想の産物から、何ものでもない(故に)
哲学とは、全ての学問を統合せねばならない
その存在価値は、点Xへと全てを導かねばならない
これは、同一化した全ての事象が、Xスケールにおいて過程に過ぎないことを示す
哲学が、新たなステージに進める可能性を示している