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053:一に根性・二に忍耐

大変お待たせしました。

約1ヶ月ぶりな更新です。





「あ~~~~~~!」

「いっ!」

「うううう~~~」

「ええぇ~~!」

「おぉお~~~~~~~~~~~!!!!!」







「………マリー様、もう少々お声を押さえて頂きませんと、この者達の気が散って作業が進まないのですが………」


「エリス…そ、そうは言うけどっ、あああ~~~痛っあ~~~~い!

リ、リーナ!!そこ痛すぎだってぇ~~~!」



多くの国賓とも言える客人達には、王宮内にある小振りな離宮とも言えるような別棟が与えられており、今マリー達がいるのはスズランと呼ばれる棟であった。

その棟の浴室に隣接する部屋で、マリーは美容という名の拷問を受けているところであった。

それは、またの名を指圧(マッサージ)とも言う(笑)



「まあ!マリー様!!私のくらいで痛がってたら、トレスのリンパマッサージには耐えられませんよ?」


「なっ!じょ、冗談でしょ~~~!まだ他にもするつもりぃ~?」


「あら、マリー様には昨日お伝えしたじゃありませんか!

『今日から祝賀会の始まる3日後までは、全身美容に勤しんで頂きます』って!

今日は、この後からリンパマッサージ・全身海藻パック・岩盤焼き…じゃなかった岩盤浴のあと、全身あかすりコースが、予定されています。」


「そんな~!これ以上やったら死んじゃうって!!」


「大丈夫ですよ!ちゃんと直前で止めますから☆」


「ひえ~~~~!」












「と、言うことなので、当分の間マリー様はどなたにも会えませんので、あなた達もそのつもりで、他国の使いの方に対応して下さい。」


今は侍女という身分の魔女っ子3人やフィリップ・エリザベスと護衛の騎士を、奇声が響くマリーの寝室(プライベートルーム)前に集め、侍女頭のエリスが重々しく説明した。


「まあ~それでは、お茶会などのお返事は、全てお断りして良いのですね?」


ヴィクトリアが3人を代表して質問する。


「ええ、全ての返答は『我が主は、長旅の疲れが出ており、3日後の祝賀会まで休息しております。』と、答えて下さい

それと、この3日間は、私室への出入りは私たち女性だけとします。

魔術師長、あなた様でも許可できませんからそのおつもりで!」





「え~~~!?私もパックして貰いたかったのにぃ~」





「「「「な!突っ込みどころはそこですか?」」」」





エリザベスのおかしな発言に、近衛の騎士達がずっこける!!

しかし、侍女頭のエリスは全く動じず、



「ふふふ、この美容術は王族以外に施すことのない秘術…いわゆる門外不出でございます。

しかし、マリー様が許可なされば、3日目だけでしたらあなたにもして差し上げますよ?

ただし…一度始めたら、途中で中止は出来ませんので、よくお考え下さいね?」




満面の笑みながら、エリスの全身から何か黒いモノが漂う気がするのは、気のせいじゃない!!と、エリザベスも他のメンバーにも分かった。



「あ、あら?私、結界の点検をしなければならなかったのを忘れていたわ~

ちょっと失礼するわね~おほほほほ~」



顔を引きつらせながら、エリザベスがそそくさと退室していくのを横目に見て、残されたメンバーは、





『あの魔術師長が負けた?こ、怖え~~~~!!侍女頭(こいつ)だけは怒らせちゃならん!!』





と、肝に銘じた。










恐るべし、グラウンド王国・侍女頭エリス!

マリーの命は3日後まで持つのか?



次回に続く




………昼メロの30分番組ならここでこう(笑)だよね?






6~7月にかけての超多忙…

一息つきましたが、あまりにも忙しかったためにモチベーションが下がって、創作意欲が湧きません。


はっ!もしやこれがスランプ?





明日から、5日ほど旅行に行ってきます。

帰ってきたら、妄想…じゃなかった構想を新たに続きをUPしたいと思います。

次話は、1週間後くらいお待ち下さい。

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