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050:前途多難

やっとA帝国に着きました。

これから、皇帝の即位30周年記念式典に出席するマリーちゃん。

華麗なる宮廷でのお話になるのか、陰謀うごめく真っ黒なお話になるのか、こうご期待!





…と言いつつも、ギャグで終わりそう(笑)

上のあおり文句は、真に受けないで下さいね~





一応、無事にA帝国の港に到着…しました。

やっぱり帝国って言うだけあって、港もでかいし広い。

が、皇帝主催の祝賀会に招待された各国の王族や貴族が、この港を使うために、普段よりも混雑しているらしい。

港も市場も活気があり、多くの出店も見受けられた。

バスのまま船から下りて通り過ぎる街を見ながら



「ねえ、フィリップ~今日この街に泊まるなら、護衛付きで良いから市場とか見に行っても良い?」



初めての外国に、興奮しながらフィリップに問うと、



「申し訳ありません!マリー様、本来ですと、この街に宿を取るはずでしたが、他国の貴族や王族と煩わしいことになりますので、神官長から紹介して頂いた次の街に泊まることにしております。」



そうフィリップが答えると、横にいたエリザベスも



「そうよ~下手に自称(・・)求婚者と隣り合わせの宿になったら大変よぉ~

そう思って神官長様に紹介状を書いて頂いたの、だって付きまとわれたら面倒でしょ?ま~それもそれで面白そうだけど」



同意しながら勝手なことを言っている。



「エリザベス…あなた本音バレバレじゃない、語るに落ちてるわよ」



頭痛をこらえながら、そう言うとエリザベスは



「あら!おほほほほ~」



そんなこんなで、船を下りてからバスは一路隣町へ…

ちなみに帝国の道は、グラウンド王国と違って市内も郊外も幅広!

イメージは日本の高速道路(笑)

中央分離帯は無いけど、馬車2台が並列しても余るくらい広い。

聞けば、皇帝や皇室の人間が乗る馬車は、今私が乗ってるバスほどもある大型馬車なんだそうで、なので元々その馬車が通れるように道幅が作られている。

その道を実際に通ってみて、帰ったら我が国も道幅とか考えなきゃね~って見とれちゃったよ!





早朝港に着いてから間もなくお昼、約5時間かかって隣町の近くまできましたが…

到着を知らせに行ったはずの使者が、5分とかからずに戻ってきて…



『隣町の入り口が渋滞になっていて、単身でならともかく馬車では中に入れません』



と報告してきた。

なにやら、豪華な馬車が街の入り口で行列しているらしいんだけど…



「ちょっとフィリップ、この街から次の街って何時間くらいかかるの?」



ふと疑問に思ってフィリップに聞く



「は?次の街ですか?次の街は帝都ですから、ゆっくり行っても8時間ほどでしょうか?」



「じゃあ何で、この時間からこの街に入る人が、こんなに沢山いると思う?」



「さあ?私の記憶では、この街は特に主要な産業もなく静かな所だったと記憶しているのですが…」



さすがのフィリップも困惑した表情をしている。

そんな時ふと閃くモノがあって、エリザベスに確認を取ってみる。



「ふ~ん、ねえエリザベス、この街の宿ってさ、確か私達が泊まる所だけだったんじゃない?」



「ええ…そうよ、前にこの国の支店勤務だった神官長が『旅行したとき小さな宿しかなかったけど、お料理と風情のある露天風呂温泉が良かった』って教えてくれたから、予約したので間違いないわ!」



「って事は、この煌びやかな人たちってそこを目指してない?」



「ふっふっふっ、あり得るわね~偶然を装って同じ宿に泊まり、先に懇意になっておこう~って、計画かしら?」



はぁ~やっぱりか!



「…ったく!フィリップ、ちょっと誰か使いに出してくれないかしら?」



仕方なくフィリップに宿泊キャンセルのことを話そうとすると、状況が分かって頭を抱えていたフィリップが



「はあ…宿屋ですね?キャンセルします?」



と、先に言い出してくれた。



「ええ、申し訳ないけど、この混雑では泊まれそうにないから、宿泊はキャンセルすると伝えてもらって、たぶん昼のお料理はもう出来ていると思うので、野外で取れるように包んでもらって持ってきて、もちろんキャンセル料とお料理にかかる手間賃は、宿代に上乗せして払ってね!

お料理は、かなりな量になると思うから、あの街で馬車を雇ってもいいし、宿に馬車があったらそれを雇って持ってきてちょうだい。私達は先に進んで、どこか休憩できる場所で待っているようにしたいけど、心当たりある?」



そう言うと、少し考えたフィリップが、



「分かりました。ここから1時間ほど馬車で進むと湖が出て来ます、帝都に入るにはその湖を左に迂回していくので、そこから約5時間かかるのですが、反対に湖を右に迂回してに少し進めると神殿がございます。そこで休憩致しましょう。神殿にも早馬を走らせておきます。」



と、答えた。

おお!ラッキー!じゃあついでに、もう一つ



「あ!じゃあ帝都にも、お願いして良いかしら?今日の夜に帝都入りするから大使館に泊まるって!」



「は?大使館ですか?」



「そうよ、まさか到着が早くなったからって、いきなり宮殿には行けないでしょ?

ここの大使館は、帝都のはずれにあって古くなったのを、この前わざわざ建て直したばっかりだから綺麗だし、部屋数もあるのよ。

でも、食事は用意しておいてもらわないといけないので、誰か使者になって欲しいの。」



「分かりました。視察もかねて…ですね?」



「大正解!ただし、手の込んだ料理じゃなくて良いわ、急だったんだから無理はさせないで!」



「分かりました。大使にもそのように言付けておきます。」



これで今夜の宿と食事の確保には成功(笑)

なので、ここから脱出するために…



「それじゃ使者のことは、お願いね!

じゃ、エリザベス、使者が出たら私達一行に目くらましをかけて!」



「は?目くらましって…結界のこと?何で?」



いきなり話を振られたエリザベスが、ビックリしたように聞き返す。



「なんでって、ここで私達が行き先を変えたら、みんな付いてくるのは目に見えてるでしょ!そうなったら元の木阿弥よ、だからバレないように移動するのよ!」



「え~いきなり目の前で消えたら、丸わかりじゃないの~?」



「影だけ残しておけばいいでしょ!私、知ってるのよ~

あなた、この間その手を使ってマダム達から逃げてたでしょ~」



「あちゃあ~いつ見てたのよぅ、全く油断も隙もないわね…あれ結構大変なのよ、この人数じゃ疲れるし…」



「上手くやったら、ご褒美くらい出してあげるわよ~宮殿で忍び込んで来る不埒者(スパイ)も付けてあげるから好きにして良いし」



「あらホント?じゃやるわ!!」



ご褒美に釣られて、やる気満々のエリザベス(笑)

しかし、宮殿に入る前から大変だわ~











最近、リアル私生活が忙しくて、更新が滞りがちですみません!

忙しいのは今月がピークだから、来月からはもう少し更新が早くなると思います。

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