036:一難去ってまた一難
皆様、お待たせしてすみません!
書き直し…のつもりだったのですが、全く新しいものになっちゃいました。
ノリと勢いって怖い(笑)
大学の留学生受け入れは、魔術師長の意見も一理あったのだが、そこまでして後宮の改装をする必要はない!との意見が大半を占め、諸外国には、
『我が国の大学は、まだ留学生を取れるほどの枠がないので、
今年は国内からしか生徒を募集していません』
と、書いて断る事に決定…
まったく、国内だけでも大変なのに、構っていられないわ~
何しろ、3ヶ月後には、私の即位後初の親善外交が控えているから、それまでに国内を安定させなきゃならないの!
この前、領主とかにも結構改革のメスを入れたので、不安定なのに…
やれやれだわ~
他にも、尋ねていく時の人選もしないと行けないから…
ああ~仕事が増えていく(泣)
ちなみに、私が行くのはA帝国の皇帝の即位30年記念式典らしい。
まあ、その時に他の国の国王達に会うことになるのよね…
宰相曰く、
「高度な外交戦略が必要な場」
っていってたけど、魔術師長によれば、
「狐と狸の化かし合いよぉ~」
とのこと(笑)
連れて行く人選も考えなきゃね~
そんなこんなで、大学留学生騒動も収まってきたなと思っていた矢先、もっと酷い爆弾は落とされた。
「マリー様、少々宜しいですか?」
神妙な顔をした、宰相と副宰相と外務大臣が、よろけながら執務室に入ってきた。
「えっと…どうしたの?その書類凄い量じゃない!
今日の分は、さっきので終わったんじゃなかった?」
「「「あ~いえ~これは書類では…」」」
「何よ!書類じゃないの?じゃあ何?」
煮え切らない3人の態度に、私が苛立って問うと、
両脇からせっつかれた副宰相が、仕方なさそうに、
「マリー様に、お手紙です」
と言って、片付いたばかりの執務机に持っていた全ての手紙を置いた。
「な、な、な、な、何!?これ全部が私宛の手紙~~?
親展…って、これ封が開いてるけど?」
「あ!親展とはいえ、封書に仕掛けとかがないか、一応こちらでチェックしてますから~それに、親展全てマリー様だけで見ていたら、執務は終わりませんよ?」
「ま、そーだね、で見たんでしょ?中になんて書いてあったの?」
「………愛してます」
「は?何だって?」
「はぁ~だから愛してます!結婚してください!!」
「え?誰と?」
「だから!!!マリー様と!!!!」
「はぁ~~~~~~?誰が?」
「「「各国の王族・皇族・貴族様達がです!!!!」」」
今回、長期でお待たせしちゃて、すみません!
週末から風邪をひき、全く作業が出来ませんでした。
あと、2話分の続きは出来ていますが、まだ体調不良で中々見直しが出来ません。
続きをUPするのは、明日以降になると思います。