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第79話 元NO1キャバ嬢

 午前中の仕事を済ませてしまうと、俺は適当に昼食を取る。

冷蔵庫には何かしら入っているので助かる。


「さて、もう一仕事するかぁ」


 昼食をとった後、俺は再びパソコンに向かった。


 とりあえず、仕事を厳選するところまでは終わった。

あとは、来月と再来月のカレンダーにスケジュールを調整していく作業だ。


 これが結構な作業だったりする。


「お、もうこんな時間か。そろそろ準備しなきゃな」


 時計を見ると14時半を示していた。

ここから着替えたり、出かける準備をしていたらちょうどいい時間になるだろう。


 髭を剃って、スーツに着替えて歯を磨く。

髪の毛もセットすると、準備は完了だ。


「いくか」


 俺はカバンを手に持つと、家を出た。

この時15時を少しすぎたくらいだった。

ここから新宿までは30分ほどだった。

ちょうどいい時間に着けるのではないだろうか。


 最寄り駅から電車に揺られて新宿に向かう。

やく30分ほどかけて新宿駅へと到着した。


 そこから、待ち合わせをしている喫茶店へと向かう。

葵はタクシーで来るらしいので、直接店で待ち合わせることが多かった。


 数分歩いて目的の喫茶店の前に到着した。

待ち合わせ時間の15分前である。


『今、店の前に着いたぞ』


 俺は葵にメッセージを送る。


『タクシーで向かってるから、あと5分で着く』

『了解』


 俺は店の前で葵を待つことにした。

スマホをいじりながら待っていると、目の前にタクシーが止まった。


 いじっていたスマホをポケットに仕舞うと、視線を上げた。


「四宮ちゃん久しぶりー」

「ああ、久しぶりだな」


 小さく手を振りながら小走りでやってきた彼女こそ、芹沢葵。

ここ新宿の歌舞伎町で元ながらNO1キャバ嬢をやっていた子だ。


「相変わらずだな」

「ん? 何が?」

「プライベートでは無頓着というか」


 葵は仕事の反動からか、プライベートではキャバ嬢という感じではない。

髪は下ろしてセットしていないし、服装も綺麗にまとめているが華々しさは感じられない。

それでも、美人であることに変わりはないのだが。


「いいでしょ。プライベートくらい」

「そうだな。まあ、立ち話もなんだから入るか」

「うん」


 店内に入ると、女性の店員さんに席に案内された。


「どうぞ、好きなもの頼んでくれ」

「ありがとう」


 俺はメニューを葵に渡した。

そして、葵はカフェラテ、俺はアイスコーヒーを注文した。


「で、今日はどんな相談なの? 私に会いたかった訳じゃないんでしょ」

「ああ、今日はSNS戦略について聞きたくてな」


 カバンの中から資料を取り出した。


「ねえ、そこは会いたかったって言ってもいいんじゃない? 私に会いたい男って沢山いるのよ? なのにあんたは」

「はいはい、会いたかった会いたかった」

「バカ! 顔は悪くないのにそういうところよ。彼女ができないのは」

「余計なお世話だ。早速だが、本題に入るぞ」


 俺はWhiteの現状を示す資料を葵の前に広げて見せた。

お読みいただきありがとうございます。

葵ちゃん四宮さんに気があるのか!?


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