9話 肉
「ガチャ?そんなスキルもあるの?」
「おう。けどまぁ。今のところこれで時給自足できるかと言われると微妙だけどな。」
「へぇ。」
そう言うと乃愛はふらりと倒れた。
「大丈夫か!?」
「う、うん。あれ?私こんなに疲れてたのかな?ちょっと休ませて貰ってもいい?」
「あぁ。いいぞ。」
そう言って寝袋にはいって寝てしまった。
「はは。相当疲れていたんだな。」
「そうだな......。」
「?」
親父がやけに元気がないどうしたんだろうか。
それから一時間ほどたった。
「そうだな。それで矢高、相談がある。」
「どうした?かしこまって。」
やけに真剣だ。あの人がこんな声を出すのはよほどのことがない限りない。
「乃愛のことなんだが、ホントに一緒に暮らすのか?」
「......どうゆうことだ?」
「いまは俺たちだけでも精一杯だぞ。食料だってもうすぐ無くなる。乃愛の分を入れたらあと2日くらいでなくなるんじゃないか?」
「そうだな...。」
これはかなり深刻な問題だ。水ならシェルターにおいてあった分が沢山あるから大丈夫だが、食料はもう5日分しかない。乃愛や親父も合わせたら2日分ほどしかないのだ。
「聞こえてるよ。食料でしょ。私、要らないわ。」
「要らない?何でだ?」
「私はあまり働けないからね。」
「いや。だめだ。」
そこでその声をあげたのは意外にも親父だった。
「...どうゆうこと?」
「お前はまだ育ち盛りの子供だ。飯は食え。俺が言いたいのは食料をどうやって確保するかってことだ。」
「それについてなんだが......俺のガチャで何とかなるかも知れないんだ。」
「どうゆうことだ?」
「ガチャがレベルアップするかもってことだ。この前は使用でレベルが上がったからこの調子で使い続いていればレベルが上がると思う。」
この世界がゲームのような世界ならなおさらだ。俺のやっていたゲームではアイテムを使うことでレベルアップした。どうかは知らないが、多分使い続ければレベルが上がるだろう。
「そんな賭けに乗るってのか?」
「あぁ。どっちみち二人でいても食料はもうすぐ尽きるところだったろ?それが出来なければ俺たちは死ぬぞ。」
「はは。それもそうだな。」
「じゃあそれで決定でいいか?」
「いいぞ。」
「ええっと、私は何をすればいいのかな?」
俺はレベルアップをしたときにクールタイムが無くなることをしっている。これを使えばスムーズにガチャのレベルを上げられるはずだ。
「俺は明日ゴブリンとかを狩りに行く。そうすればスキルのレベルも上げられるんだ。その間に二人はここの開拓をしていてくれ。親父がいれば簡単だろ?」
「まぁな。」
「それに乃愛も運がいいから足手まといにはならないだろ。頑張ってくれ。」
「わかったわ。」
「乃愛も少しは休めただろ?今日のメインといってもいいもの......」
少し間を開けて。
「にくだああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「「いえぇぇぇぇいぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!」
「親父!!調理出来るか?」
「あぁ。出来るぞ!!」
「よし!!やってくれ!!」
親父はそこら辺にある大きめの石と包丁と木と水を取り出した。
まずは石を包丁で切り裂いた。まるで豆腐でも斬るかのようにな。
ううむ。やっぱりチートだ。俺はまだ知ってたからいいが、初めて見た乃愛はビックリしていた。そりゃびっくりするわ。そして平らに切っていき、フライパンのような形にしていた。その後木を下に置いて、指をならすと何故か火が着いた。うん。意味分からん!!その時乃愛と目があった。俺と同じ目をしていた。
そこに石で作ったフライパンをのせ、その上に肉をのせた。三秒くらいたったあと何処から出したのかも分からない塩を振りかけ包丁で三等分にした。これで終わりかな?と思ったが、まだ終わりじゃなかった。
残った石を細く切っていき、箸のようにした。わぉ。ずっと欲しかった箸だ!!これがあったらカップ麺を美味しく食べられたな。
「出来上がりだ!!皿は作ってないからフライパンで食べよう!!」
「いぇ~い!!」
いざ実食!!
「うーん。微妙!!」
「そうだな。微妙だ!!」
「微妙ね!!」
その肉の味は微妙だった。たがその肉には暖かさがあった。
この天災のまえのコンビニでは出せないお袋の味。
その秘密が少しだけ分かった気がした。
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肉を食ったあとぐっすりと寝たら気分は晴れ渡っていた。
「じゃあ出掛けてくる!!親父たちも頑張ってくれ!!」
「おう!!」
「分かったわ!!」
そうして俺はゴブリン狩りに出掛けた。
投稿したあとすぐ寝るのでしっかりと書けません!!
星や感想よろしく!!




