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神に戦いたいと言われたのだが…心のままに生きる  作者: 只野桜希
別れ…そして旅立ち
4/83

4 新たな旅立ち

眠い(-.-)Zzz・・


短いです


3神はただ待っていた、志可香が落ち着くまで…



やがて、志可香は落ち着きメティスに礼を言い、待っていたゼウスとミネルヴァにも言った…だが…


「俺は…どうすれば良い?」

志可香は分からなくなっていた、夢を諦めねばならなかった、一緒に居たいと思える奴等との絶対的な別れ、生きる目的も夢も全て無くなったのだ。


ミネルヴァは答えられなかった、自分が手を出してしまったが故に絶望を与えてしまったことに言葉にならない罪悪感に苛まれていた。


「好きに生きよ、そして探すのだ。生きる意味を」

ゼウスは慈愛の表情で残酷な…だが的確な言葉をかける


「見つけられるのか?…俺に…?」


「我の心を奥底から熱くさせた戦いをしたお主なら、ミネルヴァが手を出した事を後悔させ涙させたお主なら、メティスの慈愛を受けられたお主なら、絶対に見付けられる」

ゼウスは静かに…だが力強く志可香に言った


志可香は暫くの沈黙の後に言った


「……わかった」

短い言葉だった、だがその目には力強く意志の強さが見て取れた


「良い返事だ、して、我から一つ頼みがあるのだが」


「取り敢えず聞こうか」


「我と戦ってはくれんか?」


「……はっ?」

間抜けな声を上げたのも仕方ないことだろう、なんせ相手は神、敵うはずが無いのだから…


「お、お父様?」

「あなた?」

ミネルヴァもメティスも心底驚いていた。


「ハッハッハッ、あの熱い殴り合いを見せられて心が踊って仕方ないのだからな」


「いや、無理だろ。一発貰ったら消し飛ぶ」


「分かっておる、だから次の世界で強くなって来い。」


「はぁ?強くなれたとしてもあんたのところに行く手段なんてないだろ?」


「ん?あぁ、普通は無いな」


「なら、あんたのその願いは却下だな」


「だから我々が加護を与える」


「加護?」


「そうだ、我々3柱の加護があればある程度の願いは叶えてやれる」


「それで自信が付いたら戦いに来いと」


「そう言うことだ、受けてくれるか?」


「……良いだろう」

(実際にやるかどうかは別として当面の目的としても良いだろう)


「ふむ、そんなとこで良い」


「…思考を読むなって」

志可香は苦笑した


「さぁ、そろそろ良いでしょう。志可香さん、異世界に送っても?」


「そうだな、ここに居ても仕方ないしな、頼む!」


「えぇ、あなた、しっかり送ってあげてくださいね」


「分かっておる、志可香よ、我の所に来るまでは敗北は許されないと思いなさい」


「行く前からいきなりプレッシャーかよ!」


「お父様、あまりからかわないであげてください」


「ハッハッハッ、それではな」


志可香が強力な眠気に襲われ意識を無くした

次はやっと異世界っす。

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