設定
本文で全部説明すると長くなりそうなのでカットした部分です。
設定という名の妄想です。
■原初の巨人
全ての世界をつくったその源的存在。ただし、sionの言うとおり死んではおらず、世界構築後も世界そのものとして生きている。
自ら生まれた神々から力をもらい、存在し続けている。
■審判の御子
巨人自身。元々自分のつくった神々からパワーをもらっていたのに、異界の神々が世界を支配した所で、その神からパワーはもらえない。結果世界を維持できなくなる。
なので、フザケンナ異界の神々イラネ!!と巨人が人間のような形態をとって現れる。
もう審判の御子が現れる時はかなり世界がやばい状態でお前ら全員道連れやーと、世界そのものを無にかえすため自爆する。
こうして滅んだ世界は他にも沢山あるが、セシウス達が世界を譲った時はまだその存在すら知られていなかった。
恐らく、セシウスたちがその存在を知っていたら世界を譲らず、神々同士の争いがはじまっていたと思われる。
■大神ガブリエラ
冥王ナースの夫。セシウス達の父。
ナースとともに最初に生まれた二体の神のうちの一体。
自分の世界を滅ぼしてしまい、グラニクルを手に入れようと異界よりきた神ゼビウスから世界を守るため戦い消滅。
しかし、消滅の際、ゼビウスが呪いの存在――魔獣を残した事を察知しており、自らの力を、神々の戦いで一緒に死亡したエルフや人間の魂に分散し、その魂に内包させた。
ちなみに、魔王コロネの記憶だと、その魂に力を内包された存在のうち一人が橘楓(猫まっしぐら)だったらしい。
もし神々が力を失い、いつか魔獣が復活したさいに、人間やエルフが戦えるように。
(ちなみにその時、ガブリエラは、他の神々が無事かどうかさえわからない状態だった)
■異界の神々
●異界の神ゼビウス
こちらは巨人が一体しか神を誕生させなかった世界の神。
傲慢な性格で、生み出した生命の魂が摩耗することを知らず、気まぐれに世界を壊しては復活再生を繰り返していた。
そのため、その世界の生命の魂は摩耗してしまい、存在自体が消滅してしまう。
自らを祀る存在の命が消滅したため、別の世界の神に君臨しようと、グラニクルを襲撃する。
大神ガブリエラより強く、戦いのさいにはガブリエラが自爆してなんとか倒せたほど。
●異界の神マゼウス
今回魔王コロネが倒した神。こちらもやはり魂の摩耗を知らず、世界を滅ぼしてしまい、神々全員で引っ越してきた。
ゼビウスと旧知の仲で、グラニクルに大神不在なのを知っていてこの世界を狙ってきた。
こちらの世界はマゼウスの他14体の神々がいた。
セシウス達は再び世界が滅びることを恐れ、世界を譲り、自らは神力を奪われ大地に縛り付けられてしまう。
その際、セシウスたちは邪神扱いとなり、マゼウスたちが世界の神々となった。
人間はこれにすぐ従ったが、竜人・エルフ・獣人などは従わず、マゼウスの加護を得た人間たちに滅ぼされた。エルフだったコロネも正史ではエルフの最後の生き残りとなっている。
■コロネ・ファンバード
神とエルフの間に生まれしハーフ。
豊穣と恵みの神サリエルとエルフの男性と結婚して生まれる。
異界の神々に世界が乗っ取られたさい。最後まで異界の神々に反抗し、神々を守ってきた。
大地に飲み込まれ水晶化した神々を大事に匿ってきたのもコロネだった。
記憶でみた金髪美女は恋人でもなんでもなくコロネの母親。豊穣と恵みの神サリエル。
審判の御子の存在を確認すると、結晶化から逃れた知の神レジーナを先に異世界に転移させ(そこが地球の日本)
あとから神々の水晶をレジーナのいる日本へと転移させた。
その際に、ガブリエルの力を内包する人間やエルフも強制転生させている。
(この時はまだ、別の世界で死ぬと、魂が消滅してしまうことも知られていなかった)
それなりに、自分の大切な物の安全を確保してから、まず魔王に挑み、魔王を吸収。
そのあと、他の世界の神々が誰一人成し得なかった、審判の御子すら吸収することに成功する。
ただし、自我が乗っ取られるのを防ぐために、神の魂とエルフの魂を別々に隔離した。
神の魂が魔王 エルフの魂が猫と一緒にいるコロネ。
まったく別々になったように見えるが魂の奥底でつながっている。
ただ、魔王の方はやや人格が魔王や巨人と混同しているため、声も身長も性格も違う。
オリジナルに近いのはエルフの方のコロネ。
審判の御子を吸収した時には世界はほぼ消滅しかかっていたが、まだ人々の魂は無事だったため、コロネは世界を再構築した。
ゲーム化させたのもその時。知の神の助言である。
セシウス達が世界を守っていた平和な時代をベースに再び世界ゲーム化して構築した。
ぼろぼろになった魂を休息させるため、一度NPC化させ、魂自体を休ませた。
現在のエルフコロネはゲームサービス終了後、すぐさまゲーム化が解けたと勘違いしていたが、実際はサービス終了からさらに1000年世界の休眠時間がある。その間に滅びかかった魂を休息させていた。
魔王自身も力を蓄える必要があったため、他の神々に存在が知られぬよう世界の存在自体を隠していた。
■ 記憶を持ったNPC
一部記憶をもったNPCがいるのは大神ガブリエラの魂を内包するプレイヤーと親密に関わったイベント系NPC。
神の力で休眠状態から一時期だけ魂だけは目覚めた状態になってしまったため。
■魔王エルギフォス
世界をゲーム化から復活させた後、力を使いすぎたため魔王コロネもしばらく眠りについてしまう。
故意に残したものもあるがゲーム化の名残があるのは、戻す前にコロネが魔王エルギフォス化してしまったため。
しばらくはエルギフォスとして普通にマゼウス大陸にて結界で閉じ込められていた。
エルギフォスは原初の巨人の力は使えない。
ただ普通に魔王としての強大な力をもっているためクリファを復活させた。
クリファを復活させたのはエルギフォスの方。
エルギフォスの方はお馬鹿なクリファを気に入っていた。
最後に魔王がクリファを殺さず放置してたのも、エルギフォスの意思に無意識に引っ張られたため。
魔王コロネが目を覚ましたのは15年前。
エルフコロネが殺されて何度か魂がひとつになろうとしたため、魔王コロネが目を覚ましたため、今度はエルギフォスが休眠状態となっている。
現在は魔王コロネが身体を乗っ取っている状態だがエルギフォスもまだ完璧には滅んではいない。
■ロシィ(橘楓前世)
エルフの住む神々の山脈付近の村に住んでいた少女。女の子なのに将来は騎士になりたかった夢見がちな少女。
大神同士の争いに巻き込まれて世界の滅亡とともに命を落とす。
その時魂が冥界へと行くときに、大神ガブリエラの力と異界の神ゼビウスの呪いを魂に内包してしまう。
ただ元々素養があったらしく、他の人は魂に内包するだけで力を解放するのが無理だったがロシィは転生後、神の力の一部をそのまま魂に取り込み、神の力を無意識につかえるようになる。
(ただし、肉体が維持できるだけの最低限の神の力を取り込んだのみなので、あまりまくった力はそのまま保存状態)
橘楓に転生する前にセシウス達が誕生させた新しい生命に何度か生まれ変わっていたが、そこそこ名のしれた騎士となり、正史(ゲーム化で巻き戻らなかった歴史において)にて魔獣をコロネと共に倒している。(転生後は男だったため、そこで恋仲になったとかはない)
ゲーム化のイベントの歴史は多少の改変はあるものの、わりと正史になぞらえている。
冒険者がしている事は、大半が大神ガブリエラの魂で強化された人間やエルフなどが行なっていた。
世界が滅びて魂が消滅する前にとコロネに強制転生させられてしまう。
(ちなみにこと時はまだ、別世界で死ぬと魂が消滅するのは知られていなかった)
■□■ 以下コロネファンバードの過去イベントの小説です■□■
「何故――貴方がここに―――」
もう何百年も前。未来で会おうと微笑んで消えたかつての友の姿に、コロネはすがるように手を伸ばした。
黒髪の端正な顔立ちの長身の青年。名を猫と名乗り、2年間コロネの護衛についた、青年だ。
だが、手を伸ばした途端、すっとその姿は掻き消える。
幻……?
宙をつかむ形で、コロネはその手を止めた。
見渡せば、神々の水晶と…くちた神殿しかそこにはなく、かつて自分を守ると宣言した青年の姿はどこにもない。
この歳になってもまだ、自分はあの青年にすがりつこうとしていたのだろうか?
自重気味にコロネは笑を浮かべる。
いきなり、一目惚れだと、すぐにわかるような嘘をつき、押しかけるような格好で自分の護衛になった青年はとても変わり者だった。
大神の力を誰よりも引継ぎ、圧倒的な力を見せたかと思えば、妙なところで抜けていたり。
考えている事が顔にでやすいため護衛としては不向きだと言えば、ガチャガチャと甲冑を着込んできた事もあった。
それにエルフが宮廷魔術師になったことで、半ば虐めのような扱いをしてくる貴族連中をかたっぱしから、睨みをきかせて威圧し、裏で手を回し陰口すらも封殺。
魔族や魔獣が相手でも、彼はひるむことなどなく、それに挑み――全て力でねじ伏せた。
私に害をなすものには全力で喧嘩を売るおかげで、大分苦労しましたが。
コロネは一人、心の中でつぶやき、笑みを浮かべる。
思えば、ずっと頼られるだけで、守られるなどという事を知らなかった自分に、守られる安心感を教えてくれたのは後にも先にも彼一人だった。
だからだろうか、このような時になってまで、彼に助けてほしいという甘えた考えが、彼の幻を見せたのかもしれない。
いつか役にたつ時が来ると別れ際、渡されたペンダント。
魔王エルギフォスの魂の欠片。
彼の言った通り、これを使う事になるとは……。
彼が遠い未来からきたという話がもし本当だと仮定するならば――。
自分は成功するはずだ。
審判の御子をこの手で吸収し、原初の巨人へとなりかわり異界の神々を駆逐できるはず。
それでも、心の中の不安は拭えない。
神より上の存在を自らに取り込むなどということが果たして本当に可能なのだろうか?
コロネはそっと視線を移した。
眼下に広がるのは、今にも朽ち果てそうな立ち並ぶ墓。
最後まで、異界の神々に抗い、死んでいったエルフや獣人や竜人達の眠る場所。
すでに、墓守もコロネ一人になってしまった。
最後まで付き従ってくれいていたレヴィンや、妻や子供たちの敵と異界の神々達と戦ったグラッドも、もうこの世にはいない。
もう時間がない。
審判の時は刻々と近づいている。
コロネは先ほど猫が立っていた場所に再び手を伸ばした。
手を伸ばしてもその場所には誰もいない。
――それでも。
「成功させてみます。貴方とした約束ですから」
言って何もないその空間に微笑むのだった。
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