第4話 入部
夏休みだー やった〜
今日は春休みに出ていた課題を提出して、プリントを配布して、そこからクラブ紹介に入った
「お前、春休みの課題をやってきたのか?」
「やってきたよ〜、すごいでしょ〜、褒めなさーい」
「すげぇな」
「フフーン」
これって褒めてるというより貶してるんじゃ……
いつもの美月ならやらないことの方が多いから質問したのも不思議じゃないけど、真司が言うと何故か皮肉っぽく聞こえる
「じゃあ心、体験入部行こうぜ」
今日は木下さんに誘われてたんだった
「ちょっと昨日、誘われたんだけど、その子と一緒でいいかな?」
「いいよ、美月と美佐にも言っておくから」
「ごめんね、誘ってくれたのに」
「ん、いいよ気にしなくても、早く行ってきたら?」
「分かった、ありがと!」
こういう時に限って格好良くなるんだから…これがモテる要因なのかな?
「ごめん、待った?」
「全然、それより結果は?」
「OKだって」
「やった〜」
喜んでる姿もやっぱり可愛いな
この人もモテてきたのかな
「で、どこから行く?」
「木下さんが決めてもらってもいい?」
「私が決めていいの〜 やった〜、ありがと♪ 心ちゃん♪」
「こ、心ちゃん?」
「うん だって可愛いもん♪」
「あ、ありがと でも木下さんの方が可愛いよ//」
あ、あれ?俯いちゃった…もしかしたら言ってはいけない事を言ってしまったのかな・・・
「よし!じゃあまず家庭科部にする?」
「う、うん」
木下さんが急に声を出して提案していたので動揺してしまった。 よく見ると顔が赤くなっていた
家庭科部の部室に来ると、
「おっ? 新入生かな?」
「入ってきたね〜」
「かわいい後輩が二人も」
「にやけながら言うな!」ドカッ
「ごめんなさ〜い〜、ゆ〜る〜し〜て〜」
入ってみると女の子が3人、男の子が1人だった
「ところで、君たちは入部希望者?」
「私はそうです」
木下さんは入るつもりだったの⁉︎ じゃあ僕も入ろうかな…
「僕も入ります」
もう、この際は流れに任せてしまおう
「じゃあそこの入部届にサインして」
「「はい」」
料理とかはどちらかというと好きな方だから結果的には良かったかな?
「1人ずつ自己紹介していくね? 私は長澤 真美」
最初に僕たちに気付いた人か… なんか落ち着いた雰囲気があるなぁ もしかしたらお嬢様かもしれない
「私は岩本亜希っていうの、亜希先輩って呼んでくれると嬉しいな☆」
すごく陽気な人という印象が強かった 目が大きくて髪型はポニーテールで自然な笑顔がよく似合っていた
「私は氷川佑月だよ カワイイものが大好きです、よろしくね」
さっき危ない発見をした人か… この人はカワイイというより綺麗の方が似合うかもしれない、でも少し警戒した方がいいかも?
「俺は田中葉月だ、よろしく」
なんだか格好良いというより中性的な感じでかわいいという印象だった
「俺は…とか言っちゃって〜 かわいいな〜葉月は」
「佑月? もう一回やって欲しいの?」
「カワイイ子のツッコミなんて私にとったらご褒美♪ だからもっと!」
「前言撤回、何もしない」
「そういうプレイなんだね、ぐへへ」
なんか葉月先輩とは仲良くなれそうだけど、佑月先輩は性格が邪魔してしまって綺麗なのにもったいない
これが残念美人というものなのか
「それはそうと、いつもは裁縫とかしてるんですよね?」
木下さんが質問をしていた それは気になる
「ああ、家庭科部は名ばかりで基本は何やってもいいよ」
「そうなんですか」
まあ、ダラダラもいいかな?
「自己紹介がまだでしたね、私は•••」
自己紹介が終わると
「ところで心ちゃん?」
「なんですか?亜希先輩?」
「見れば分かると思うけど佑月だけは注意してね、根は良い奴なんだけど時々暴走しちゃうから」
半分怖いけど半分は退屈しないなっていうのがあった
「心ちゃん! お願いなんだけど私の作った衣装着てくれる?」
「どういう衣装なんですか?」
「こういうのなんだけど…」
「い、嫌です!」
「えっ⁉︎ なんで?」
「メイド服なんて着たくありません!」
「折角作ったのに… 誰も着てくれないなんて…」グスン
うっ、泣かれるとは思わなかったな
「分かりました 着ますから泣かないで下さい」
勢いで言ってしまった…もうどうにでもなれ!
「ホント? ありがとっ!」
話進めるか美月たちの視点にするか迷ってます




