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僕たちの日常  作者: ヒマワリ
1年生
11/17

第10話 舞衣の過去

今回は長めですって言っても他のと比べれば大したことないです



私はひとりぼっちだった。それは嫌ではなかったし、むしろ好きでやっていたが、


「皆と遊んだ方が楽しいよ。 こっちにおいで」

と先生が呼んでいた、だけど私はこう返した


「一人の方が私は好きだからいい」


この時は先生に反発した。 皆と遊んだ方が楽しい? その言葉をいっている間のみんなの目を見たことがあるのかと言いたかった。 同級生はこっちを見て笑っていたり、蔑んだ目で見ていたりしていると思っていた。


実際にそうしていたかは知らないが、私にはとにかくそういう風に見えていたんだ。

多分、そんな見え方をしたのは、仲良くできる羨ましさ、嫉妬から生まれてきたものだろうと今になって思う。


そして、小学校中学年になると、転入生に橋本(はしもと) (りん)という女子生徒が紹介された。 その時は隣の席になっただけなので、挨拶程度で済ましていたが、なぜかは分からないが、休み時間になるたびに話しかけられていた


「私は橋本 燐っていう名前で、え〜 しゅ、趣味は……わかりません!」

笑い声が教室を支配する。 私はこの空気に合わせて表情を作ると、


「橋本さんの席はあそこね」


「はい!」


幸か不幸か私の隣の席を指された。 確か…ここは…誰だったっけ? 入れ替わりになってたはずだけど… まぁ、親しくしてなかったしいっか。 この子も私には関わりのない生活を送っていくんだろうな。 いかにも元気そうで誰からも好かれそうだし…


授業はほとんど理解できた。 というのも家ではやる事がないので、ずっと教科書とにらめっこしてたから、内容は頭の中にほぼ全部入っていたから、 ただ…


「よろしくね♪ え〜と…」


「原田 舞衣です」


「じゃあ、舞衣ちゃん! 改めてよろしく」


いきなりちゃん付けとは、やけに馴れ馴れしい人だな。 遠慮というものを知らないのだろうか。というか授業の途中に話しかけないでほしい、集中できないから


「漢字覚えられないよ〜 教えて! え〜と…」


「原田 舞衣だよ」


「そう、舞衣ちゃん教えて」


こんなことくらいで呼ばないでほしい。 今は暇だったから教えてあげるけどさ

この漢字は… こうだったかな


「なんでわかるの?」


「いつも暇で毎日勉強してるから」


「すごいね 私にはこんなことできないな」


この会話のどこに笑うところがあったのだろうか? この休み時間だけだろうから我慢して合わせておくか…


「ね? 舞衣ちゃん♪」


「何の用?」


「何にもないけど、何か話したくって」


「そう」


なんだこいつは、しかも休み時間になる度にこの会話から話しかけてきやがって!

いい加減イライラしてきたけど、暴力を振るうことなどできないので、雰囲気で分かってもらおう


「どうしたの? そんな顔して」

怒ってんだよ! そろそろ気づけよ! もしかして天然? もしくは分かっててわざと話しかけてきてんの? どっちにしろむかつくことには変わりない… けど、これを本当に天然でやってるなら…… 病気だ。 だからおそらく分かっててやっているのだろう

だけど、何のために? そんなに嫌がる顔がみたいの? それとも他の目的があるの?


「ねえ、話しかけないでくれる?」


「えっ!? なんで? もしかして私のこと苦手?」


「苦手っていうか、こうも毎回話しかけられるとうんざりしてくるんだよね。 前の学校でも言われなかった? こういうこと」


「言われてた… 気がする」

やっぱりそうだ、 こうも何回も喋ってくると迷惑だからね、っと思いながら自分の意見がズレていないことに安堵する。


「こういうこと言われてたのに、 無視してるみたいに話しかけてばっかだったから友達が作れなかったのかな…」


私は内心驚いていた。 友達が作れなかった⁇ 何を言っているんだ、そんなことないはず… こんな明るい子が一人だったなんてありえない、と自分の耳を疑った。 そして聞き間違いだと思い、思わず聞き直していた


「友達が… いなかった?」


「えっ? 聞こえなかったからもう一回言って」


「ホントに友達いなかったの? ひとりぼっちだったの!?」


「うん、いなかったよ。 最初のうちは仲が良いひともいたんだけど、 2年の時くらいからいなくなっていったの。 なんで皆離れていくんだろうと思っていたけど、舞衣ちゃんに言われてやっとわかった」


まあ、合う人がいなかったんだろう…… と無理にでも自分を納得させる。 それにしても意外だな、ここにも仲間がいたなんて、 ていうか、自分から仲良くなりにいこうとしているぶん私よりかわいそうだけどね。


「なんでそんなに人と関わりたいの?」


「関わりたいなんて思ったことないよ」


「はっ?」

こいつはなにをいっているんだ? 人と関わりたくないのに話しかける理由がわからない。 普通は逆の行動をとるはずだ。 最初から変なやつとは思ってたけど、そこまでとは…


「人とおしゃべりするだけで楽しいのかなと思ったから」


「へぇ、そう…なんだ……」


「みんな友達と喋ってるときは笑顔で楽しそうでしょ。 だから私、その気持ちを知りたくて、 だから友達を作りたいの」

考えてることは同じだが、だからといって仲良くしましょうということにはならない。

思い立ったら、すぐ行動というのは性に合わない。


「舞衣ちゃんは同じこと感じてそうだから、これからどんどん話しかけるから嫌な顔しないでね」


「そ、それは…」


「嫌って言いたいのは分かるよ、けどそんなのお構いなしにやるからね」

フワフワした人かと思ったけど、芯が通っている。 だが、私だって意思がある、一人が気楽だから上辺だけの付き合いには参加しないという意思が


「ねえ、これってなに?」 「真面目か!」など、突っ込まなくていいことまで話してくるので、根負けし、喋ってしまった…


「絶対あなたと仲良くなるから」

帰り際にそう言われた。 こんなことに付き合うのもいいだろう


宣言された翌日からいろんなこと話してた。

そして、そうしていくうちに燐と遊ぶのが楽しくなり、休日でも遊ぶ仲になった。ここまで辿りついたときには小5だった。 初めての友達で、遊びの約束をしているといったら、お母さんは驚いた顔して、実に嬉しそうといった感じだった。

そして、小学校を卒業すると、春休みは遊んでばっかだった。


中学生になると、近所の小学校から卒業した人と一緒になった。 けど、相変わらず2人で遊んでいた。

そこに木下さんが入り、知らないうちに仲良くなっていた。

しかし、中学2年の時の修学旅行をきっかけに木下さんとの友情に亀裂がはいっていった……


修学旅行の行き先は新潟県で、スキーをしにいった。 そこで自分の軽率な行動と無神経な言動は今でも覚えているし、後悔している。


そこから3年になってクラスも離れ、完全に疎遠状態になってしまった。


燐ちゃんとどうやったら仲直り出来るか考えてると、あっという間に時が過ぎ、卒業式では、木下さんがこっちを避けてるように感じた。


それで、燐ちゃんは私と違う学校に行った。


きっと木下さんが上田さんと仲良くなろうとしたのは、私たちを忘れようとしたかったからだろうと思う








不定期とはいえ、投稿が遅くなってしまいすみません。


言い訳になりますが、納得のいく文ができなかったのが理由です

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