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十七. 妖城C³

 


 十七.




 想像以上だった。なにもかもが。


 トワイライト。

 〈降魔妖姫〉に〈黎明の魔女〉、数多の異名をもつ邪仙リンレイの秘蔵っ子。

 リンレイは、混沌と秩序、その両方を魔都にもたらした女仙だ。

 魔都全域を実験場として奇妙な試みを繰り返しては狂気と謎を生み、気まぐれに怪異や魔物から人々を救っては暇をつぶしていた。

 強欲で純粋な暴君。自らの永い人生だけではなく、大勢の他人の人生をも暇つぶしの一環であると捉えて憚らない恐ろしい魔女だった。

 そんな女の弟子であるトワイライトが今では彼女に代わり、同業者が多く集まる魔都においても、トップクラスの実力を持つ道士と謳われている。だが彼は外法の領域に道を違えた左道である。そして、その素性は謎に包まれている。

 師父から、また現在の依頼主(クライアント)からも噂は聞いていたが、どれも真実とは到底思えぬ突拍子もない話ばかりだった。

 だからものはついでのつもりでいたが、実際に相見えて俄然興味が湧いた。

 たとえば男女誰かれの区別なく、見る者すべての魂を攫ってゆきそうな容貌に、暗く渦巻く黄昏色の瞳。それに、触れた指も、唇も、匂いも。なにもかも。

 脆くあやうげな心根以外は、まるで人間の気配がしなかった。

 あれはいい。最高におもしろい。

 ……そうだ。あれは間違いなく人ではない。


 故郷にはもう魔法と呼べるものが残っていない。妖怪の類が出ることもなくなった。あの土地はとうに枯れ果ててしまったのだろう。

 それでも迷宮があるこの魔都でなら実入りのよい仕事が見つかるかもしれない。そう思って黒数へ出たが、どうやら目的と手段が上手く合致したようだ。地下迷宮の存在により、幽世との境が曖昧になった場所だというのは本当らしい。

 きっとこの先にはたくさん楽しい仕事が待っている。

 知らぬ間に自分が笑っていたことに気づいたが、誰が見咎めるわけでもない。

 ヴィヴィはそのままバイクを駆って、颯爽と市街地を抜けてゆく。

 乾いた轟音が静寂を引き裂き、深夜のビル街に響き渡る。通りを抜ける間、笑うのはやめなかった。

 しかし、妖城では天使が痺れを切らしている頃だ。


『そうだね。出来ればきみが彼を釣り上げて、此方へ引きこんでくれるのなら、我輩も手間が省けるよ』


 依頼主はそう言っていたが、本気で当てにしているわけではないことも明らかだった。

 実際ことは上手く運びかけたが、こちらの気まぐれでふいにしてしまった。案外いじめ甲斐のある男だとみて、つい余計な一言を仕掛けてしまったのだ。

 どれだけの思慕を抱いているのか知れないが、名前一つであそこまで脆くなるなんて、とてもかわいい。

 ……そう、とても。

 さきほどの様子を思い出すと、口元に浮かべた笑みがまた深くなった。

 ともあれ、今は急いだ方が懸命だ。移り気な主人の機嫌を損ねるのは望ましくない。

 この時間、幸いなことに車通りは殆どない。ヴィヴィは躊躇なく加速した。





 極彩色のネオンやホログラム看板が氾濫する不夜城。そして風情のある街市を過ぎてゆく。間もなく海際の旧い工業地帯に辿りつくだろう。

 黒数において最も有名な色街といえば、懺骸(ざんがい)地区の歓楽境・艶翅(えんし)街だ。

 歴史も由緒もある妓楼や酒楼が並ぶ小路は、酒と女を求める客で夜毎華々しく賑わっている。

 一方、比較的新しいタイプの店がひしめくのがこちら、黒数島北岸部の繁華街・青嵐である。

 高級ビジネス街とローカル市場が混沌と並立する黒数の主要商業地域のひとつ。超過密都市。旧市街である〈懺骸〉と比較すると、若者や外国人の姿が多く、昼夜問わず人でごったがえしている。

 この街では、クラブやライブハウスなど深夜営業の店はもちろん、マンションの数フロアを借り上げて提供される一楼一鳳などの合法風俗から何かからが幅広く展開している。客層も雰囲気も艶翅とは対照的だが、近年は探索者の流入により同等以上の賑わいをみせている。

 街外れに出ると、工場や倉庫が立ち並ぶ廃れた区画につきあたる。対岸に芙蓉の摩天楼群を望む夜景スポットであるが、こちら側はほぼ真っ暗。あたりに人気はない。

 けれど、光があればどこにだって影はできるものだ。微かな灯りが見えたところで、ヴィヴィはバイクを停めて錠をかけた。

 そのまま歩いて角を曲がると、古い食肉加工場の前で足を止める。

 似たような建物ばかりで感覚が狂いかけたが、正六面体の描かれたロゴつきステッカーが目印になった。他には看板も広告の類もまるで出ていない。フライヤーすらも見かけたことはない。

 他の客や彼ら(・・)の仲間が何を目印にしているかは知らない。なにせここら一帯ではGPSもろくに使えない。故意に操作されている可能性も高いが、真相は謎である。もしかすると小さな剥がれかけのステッカーも、自分のように通い慣れない誰かがこっそり貼ったものかもしれない。


 さて。当然、妖狼たちの巣にただで足を踏み入れられるわけはない。

 いつからそこにいたのか、気がつくと眼前に二人組の巨漢が立ち塞がっていた。

 ミラーグラスを眼窩に埋め込んだダークスーツの守衛が、中へ踏み込もうとするヴィヴィを右手で制する。同時に、生き映しのようなもう一人が扉の前を塞ぐ。

 両者とも聳えるような巨躯の男であるが、機械的で生気を感じられない。

 やっぱりか、とヴィヴィは思った。これはいつも通りの決まりきった手続きにすぎない。


「いい加減、一度見たひとの顔くらい覚えられるようプログラムしてもらいなよ」


 ヴィヴィは臆することなく男の瞳を見上げる。挑発ではなく、必要な所作だ。

 守衛もヴィヴィの瞳を見つめた。光彩認証システムにより〈入獄〉の可否が確認される。

 次の瞬間にはダークスーツが搔き消えて、半透明の小さな立方体がふたつ宙に浮かんでいた。彼らは狗颅骨(クルグ)の呪術師が仕掛けた式神なのだ。

 ここらから先は会員制のクラブで、誰もが自由に入店――このC³〈シーキューブ〉においては〈入獄〉と呼んでいるが――できるわけではない。


「……面倒というか、酔狂というか。微妙なセンスだ」


 肩をすくめたヴィヴィは、しかし躊躇うことなく中へ足を踏み入れた。

 扉をくぐっても、すぐにフロアに辿りつけるわけではない。タイル張りの床。天井では等間隔に配置された滅菌灯が不規則に明滅を繰り返している。

 要するに、外見と同じく、中も見た目通りの食肉加工場。

 冷えた脂肪と薬液の匂い、それに何とも言えぬ血腥さが充満している。「ブーン」という空調システムの薄気味悪い唸りだけが聞こえる。きれいに背割りされた無数の巨大な枝肉が、移動用レールに吊りさげられ、機械的な秩序で整列している。そんな光景はぞっとするものじゃない。

 バーコードが印字され、追跡処理を施された肉の塊。赤と白。そして薄闇の迷路を進む。やがて部屋の端に分厚い畜肉用防熱扉が見えてくる。片開式の重々しい扉だ。ステンレス鋼板が冷たく鈍い光を反射している。熱は愚か、音も漏らさぬ構造になっているため、内部の音響も気配もなにもかもが伺い知れない。

 バーハンドルを引っ張って扉を開くと、世界が暗転した。

 否、気がつくと黒い正方形の箱に足を踏み入れていた。

 今度こそ本物の入口だった。

 ベルベッドの椅子と青色のフロアライト以外何もないだけの空間。しかし、ここを通り過ぎると一瞬にしてすべてが変わる。


 実際――、

 黒箱から一歩抜け出すと、派手なダンスフロアが広がっていた。


 中は酒池肉林の乱痴気さわぎだ。

 LEDのステージライトとスモークを裂いて飛び交う極彩色のレーザーが、蠢き重なり合う舞踏の影を切り取っている。バンドの奏でる重低音がフロアを揺らし、音と色に染め上げられた群舞が誘う。

 はち切れそうなほど欲望が充満した空間は、甘い体臭、酒と血肉の匂いでいっぱいだった。

 カウンターには隻眼のバーテンダーが一人。目で合図すれば小さく頷き、引き止められることはもうない。「首領がお待ちだ」と視線は告げていた。その手は黙ってグラスを磨いている。あっという間にドリンクをオーダーする客が来て、彼の姿は隠されてしまった。

 酒杯を手にした男性客や、過激なボンデージに身を包んだ娘たち、バンドの演奏に夢中の若者の横を通り過ぎた。フロアには探索者らしき男女のグループや〈狗颅骨〉(クルグ)、それに〈シザーズ〉の末端メンバーも多くみられた。

 ヴィヴィは誰にも話し掛けず、シートフロアへ続く階段を上る。

 人込みを無理に掻き分ける必要はない。ゆるりとした身のこなしでフロアを歩けば、自然と人が退いていく。彼女にはそうさせるだけの美貌と存在感が備わっていた。





 迷宮探索者たちはクランを築き、深層や難所へのアタック回数、またその成功率を上げようとする。

 さらに殆どの場合、実績や経済力のあるクランは、活動拠点を持っている。それはシェアハウスのようなものだったり、会議場であったり、はたまたオフィスビルであったり、形態も場所も様々だ。

 そしてこのC³こそ、クラン・狗颅骨の根城なのだ。

 彼らは、先の階層違い(イレギュラー)急襲事件により所属メンバーを失ったクランの一つである。

 全滅したのは末端から中級の一グループにすぎないが、それでも十分な痛手には違いなかった。クランの看板に傷がつく上、悪評に拍車がかかる恐れもある。なにより、プライドが許さないのだろう。

 緊張と憎悪。恐怖。あるいは喜悦、異形殺しへの渇望。

 ドス黒く凶暴な雰囲気が、いつもの匂いに色濃く混ざり始めている。いってしまえば、不穏なのだ。嵐の前触れのように、この場所の空気は張りつめている。


 狗颅骨。彼らが幇会の援助を受けているのは有名な話だ。

 このクラブもそういった筋を通じて設けられたという。

 それに、クランの頭目には他に複数のパトロンがいるらしい。天使のようなかんばせに、悪辣な手腕。ハイエナのような狡賢さ。彼女に掛かれば、人心の掌握などはお手の物だ。

 今夜だって、成果を報告しにいけば、ヴィヴィが己の目と耳で得た情報以上に有用な情報を引き出してしまうことだろう。


 狗颅骨は上からの依頼をこなし、希少資源の上納と引き換えに武器と金銭の援助を受けて、場所を問わずに狼藉を働いている。それ故に要注意クランの認定を受け、機構や地上の警察組織からもマークされている。だが、これまでに手入れが入ったことはない。これからもおそらくそうだ。彼らの背後の連中は、更に政府関係者と繋がっている。よって、マトモな探索者の間では、迷宮だけでなく地上でも彼らとの接触を避けることが暗黙の了解事項になっていた。

 しかし、危うい均衡は急速に崩れつつある。

 これまで気まぐれ極まりないアプローチをとっていた狗颅骨の方が先に動き出したのだ。

 先日の襲撃をきっかけとして、彼らの出方は確実に変化を遂げた。





 階段を抜けた先にある中二階はシートフロアだ。

 このクラブはその名の通り、無数の立方体を繋げた構造になっている。入れ子細工のように、箱を開ければ、再び同じ形で違う大きさをした正六面体の部屋に辿りつく。

 ここからは吹き抜けになったダンスフロアを一望できるが、下のように騒然とはしていない。かわりに、より混沌で猥雑な空間が広がっている。

 極彩色の濃密な闇の中、人目も憚らず絡みあう男女の姿がある。そうかと思えば、反対側には気だるげに葉巻を吹かす客もいる。

 中央のステージではポールダンスが披露されている。髪も肌も、それに衣装も真っ白な目隠しの少女が、細腰をくねらせ、官能的な動きで見物人の視線を釘づけにしている最中である。

 大きく開いた踊り子の背には白い翼が生えていた。まごうことなく本物であるが、殆ど隻翼。左の翼は毟られて、溶かした蝋燭のように無残な蕾が残るのみ。それが余計に見る者の嗜虐心を煽るのだ。皆、醜悪で美しいものが好きなのだろう。

 でも、当然というかなんというか、彼女もただのダンサーではない。

 ポールに脚を絡ませ、逆さまにぶら下がった白い姿態。その唇だけが紅い。真っ赤な裂け目からはピアスの開いた薄い舌がちろりと覗く。まるでアルビノの蛇だ。蛇の少女は一瞬だけヴィヴィのほうに注目すると、唇をそっと動かした。「おかえりなさい」と言ったのだ。

 ただいま。ヴィヴィは嘆息しつつ、すれ違ったウェイトレスからマティーニのグラスを受け取って歩き続ける。微かな血の匂い。

 ふと視線をそらせば、過激なラバーの衣装に身を包んだ女性客がこちらに向かって嫣然と微笑みかけていた。ふたり連れのうちの片方。大人っぽくて清楚な顔立ち。大胆に晒された胸と脚線。彼女も探索者らしく、引き締まった体つきをしている。狗颅骨のメンバーかどうかはわからない。面識はない。しかし、暗闇の中にあっても目映く耀くルミナスバイオレットの双眸が、言葉より雄弁に誘いかけていた。

 十分に魅力的で可愛らしいが、今夜は我慢。まだ大切な仕事が残っているし、理由はもうひとつあった。

 オリーブを齧って酒を飲み干してしまうと、


「他人の性生活への詮索とは、貴方でもさすがに無粋ね」


 ヴィヴィは不意にグラスを手放した。

 ……誰にも刀を抜く音など聞こえなかった筈だ。


「なに。ほんの興味本位だよ」


 ヴィヴィにだって、太刀筋すら見抜くことはできなかった。

 ただ静かに両断されたグラスが弾けることなく落下。その間にもおそらく一回、二回……三回は斬られている。床に接した時点でとうとう硝子は砕けた。


「やっぱりいい腕。でも、ここじゃ勿体ないんじゃないの?」


 呼びかけに反応し、ソファに浅く腰かけていたスーツ姿の男がそっと顔を上げた。とうに刀は鞘に収まっている。

 冴えた蒼い瞳に、錆ついた声が答える。


「悪戯に床を汚すものじゃない。こんな場所でも一応清掃が入るんだ」

「斬ったのは貴方のほうだ。それに、わざと気配をダダ漏れにしていたじゃない」


 なんのことかな、という声は少しだけ愉快そうだった。紳士的な物腰に悪戯好きの少年が同居している感じだ。


「こんばんは、ジグザ」

「ヴィヴィ。おかえり、ご苦労だったな」


 あくまでも柔らかく穏やかな態度。しかし、男のみてくれはかなり異様であった。

 まず、その相貌は包帯できつく覆われていた。素肌はほとんど見えていない。輪郭そのものは整っており、西洋的な目鼻立ちをしていることが伺い知れる。髪の毛だってきれいな金色。斯様に、なにより極端な美醜が一人の人間に同居していること、それそのものが彼を異様に見せるのだ。

 そして彼はその身をタイトなダブルスーツに包んでいた。色はグレー。シャツは青色。とてもよく似合っているし、上等な仕立ての品だということが一目でわかる。洗練されたデザインで、センスも趣味も悪くない。


「さっきの。おまえは勿体ないといったがな、刀にはそれに見合った鞘が要るんだ」

「その鞘が狗颅骨というわけ?」


 包帯男は答えなかった。代わりに謎めいた微笑を浮かべるばかりだ。包帯男というよりは、包帯紳士というべきかもしれない。気骨のある腹のすわった人物だが、同時に茶目っ気も備えている。さっきの色欲アホ左道とは真逆のタイプだ。

 それでも、この男は狗颅骨所属の剣士である。それも主力の前衛職。表面上は打ち解けていても、油断は禁物だ。

 雰囲気からなにから、鍛え上げられた刀のような男。先程の抜刀の瞬間は見えなかったが、刀を納める最後の瞬間だけは辛うじてヴィヴィにも視えた。恐ろしく疾かった。

 東方の島国出身とだけ聞くが素性は知れない。元マフィアだとかの噂はあれども、真相は謎だった。

 もっとも、敬意を払って接すれば一番安全、このクランの中でなら言動も理解可能な範囲の人物であろうが。


「特別室まで案内してくれないの」

「今夜はこれから商談があるんだ。まあ、すぐ終わるだろうから、おまえも話が済んだら飲みにくるといい。いい酒が入っているぞ」

「わかったよ」

「迷うなよ」

「それは大丈夫だと思う」


 律義に済まなそうな顔をしてみせる分、この界隈の人間と比しても、彼はかなりまともな部類に入る。さっきのトワイライトに、これから会う予定の雇い主は、性格から生活までが破綻しきった異常者側の存在だろう。一晩に何人もの変人と会うとなると、さすがに疲れるというか、気分だって盛り下がる。

 それに心細いわけではないが、ここから先は少しばかり道が分かりにくいのだ。

 シートフロアを過ぎると、クラブは目に見えて複雑な迷路と化していく。

 ひとつひとつの部屋はすべて立方体だが、増改築を繰り返したことで出鱈目極まりない形に繋ぎ合わされている。まるでパーツの色も大きさもばらばらのルービックキューブ。はたして全貌を把握している人間がいるのかどうか、ヴィヴィにはわからない。

 最初の数回は迷うこともあったが、今はもう平気だ。……おそらくは。

 各部屋から洩れでる微妙な気の流れを辿り、奥へと進む。

 ラップダンスに、SM用の個別遊戯室。ひょっとすると無限に続きそうな個室のそれぞれから、悦楽と苦痛の入り混じった悲鳴や嬌声が漏れ聞こえてくる。

 C³はあらゆる商談、情事に秘め事、それに揉め事が押しこまれた一種のショーケースなのだ。



 そして、中枢部の特別遊戯室(VIPルーム)に辿りつく。

 一番大切なプレゼントの包みのように、全ての部屋によって隠された箱。獄中の獄。

 乱立する立方体の最深部を目の前にして、ヴィヴィはそっと立ち止まった。

 どの部屋よりも低劣で猥らな宴が繰り広げられていることは多々あるが、今夜は果たしてどうだろう。

 ……と、そこに銃声が響き渡った。続けざまに五発。


 只事ではないが、ここではこれも所詮徒事。






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