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TS転生エルフは現在引きこもり。  作者: 阿野根の作者
TS転生エルフは引きこもり中?
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TS転生エルフのもっと引きこもり日記5

どうしよう、アイルパーンの要人が誘拐だなんで!

それで、戦争が起こったら!

お父さん、お母さん、村のみんな!


「パルラ、どうした?」

ラルーナ陛下が私の腰を抱き寄せた。


「ラルーナ陛下、戦争になったら…。」

エルフは戦場の最前線にたつかもしれない。


「パルラ…。」

ラルーナ陛下が私に口づけた。


「ラルーナ陛下、私、戦争は嫌いです。」

友達も仲間も沢山死んだ…だから余計に村にひとがいないんだし。


戦争はすべてを奪っていく。

エルフは戦うしかのうがないから…。

たくさん傷ついていくんだよね。


「パルラ、私はたくさんの戦場を駆け巡った、高揚感を感じる事もしばしばだ。」

優しく私の頭を撫でながらラルーナ陛下が言った。


「そんな、戦場で高揚感だなんて…。」

私は呟いた。


「ああ、満たされない思いを抱えてな…なにかが足りないという思いと。」

ラルーナ陛下が言った。


足りない思い?


「お寂しいのですか?」

だから、満たされない?


「…今は違う、パルラ、この件が片付いたら話がある。」

ラルーナ陛下が私を抱き込んだ。


「話?」

まさか、もう要らないとか?


『その状態でよく言うよ、押し倒されてるじゃん。』

グラが言った。


あ…本当だ…押し倒されてるよ。


「パルラ、なんでそんなにいいにおいなんだ、唇も美味しそうだが。」

そういいながらラルーナ陛下が私の唇をむさぼった。


コンパートメントの列車でよかったよ。

ソファーみたいな座席だから痛くないし。

って、良くない…食べられちゃう。


「パルラ、もういいだろう?待てない。」

ラルーナ陛下が私の上着のボタンを外した。


「あの、待てないって?」

なんか上半身剥かれてます。


「私の宝石、甘い蜜を与えてくれ。」

ラルーナ陛下がそういいながら胸元に口づけた。


「甘い蜜…。」

なにされるの?食べられちゃうの?


ラルーナ陛下の舌が首筋をなめる。

そして私のズボンに手をかけた。


ああ、なんか、ここで初体験?

前世含めて初体験だからよくわかんないよ。


いたくないんだよね?男だし。


「パルラさん、陛下、ソロソロ降りる準備をしてください。」

ギジエリス財務大臣が入ってきた。


「ギジエリスか?邪魔するな。」

ラルーナ陛下が言った。


「パルラさん大丈夫ですか?陛下、節操なさ過ぎですよ。」

ギジエリス財務大臣が座席に駆け寄った。


「ギジエリスさんー。」

ああ、よかったよ。


「あられもない格好ですね。」

ギジエリス財務大臣がなめるような目で私の身体をみた。


「見るな、減る。」

そういってラルーナ陛下が私を抱き込んだ。


「独占禁止です。」

ギジエリス財務大臣が言った。


ギジエリス財務大臣はなぜかついてきてくれたんだよね。


「ラルーナ陛下、私、恥ずかしいです。」

見られたよー、貧弱で華奢な身体が!


だって、筋肉つかないんだもん。


「パルラ、綺麗だ、続きはまた今夜にしよう。」

ラルーナ陛下がそういって耳をアマガミした。

ついでに耳の穴に舌入れないでください!


「では、事件解決にまいりましょう。」

ギジエリス財務大臣が言った。


「はい。」

うん、絶対に戦争回避だよ。


カササダ竜騎兵団の頭領姫を取り戻すんだ。


まあ、私、ほぼ役たたずだけと。

お父さんとかマリエスおじさん呼ぼうかな?


「パルラさん、いい眺めですね。」

ギジエリス財務大臣が立ち上がろうとした私に言った。


「いやー、見ないでー。」

私は身体を抱えてしゃがみこんだ。


だ、だって、ズボンずり落ちたし、上半身はだけてるし…キスマークが胸元に…。


「パルラ、すまん、我慢できなかった。」

ラルーナ陛下がぜんぜん反省する様子もなく私をお姫様抱っこをして言った。


ついでに胸元にキスマーク増やさないで~。


ああ、どうしよう。

平和護るのも大変だけど。

その前に私の貞操が護れるか

とっても不安になってきたよ。


まあ…大好きな人に初めてあげるのも良いのかな?

覇王の男嫁になる前に…。

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