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「Gunner Gunner」  作者: 73式艦上戦闘機「和赤電73」
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[5]Weapon hideout 「Hlle」

誤字脱字が多いと言われました、いつも報告ありがとうございます。

  第5話「Weapon hideout『Hlle』」


 エデンという美しい地下都市を見た後にはものすごく汚いよう見える外界だが存在する微生物や空気中の人体に影響を及ぼす物質の数はエデンと変わらない。

 また戦争の影響として所々がえぐれたり撃墜された兵器があったりもしない。

 なぜならエデンの周囲半径五〇キロメートルは「絶対防衛圏」といい、敵兵器の侵入はありえなくまた半径一五〇キロメートルも「安全圏」といい敵兵器の侵入をいち早く発見できるからだ。

 だから周りに見えるのは軍用車両でもらくらく通れるコンクリート製の道路と無秩序に生えた草木、スクランブル発進用の空軍基地だ。


「星隊長。あれが噂の移動要塞じゃないか?」


 せっかく外の自然敵かつミリタリーな美しさを堪能していたのに邪魔するなんて無粋なやつ。

 が、聞いていた移動要塞については私も気になっているので即刻確認する。


「ん・・・この距離であの大きさだから実物はおよそ25×15メートル。本物だな。」


 Hlleとはエデン軍研究庁が開発した超弩級広範囲制圧型支援移動要塞の一番艇である。

 使用されている動力はブラックボックス九型、つまりは小型縮退炉であり実質的な電力はほぼ無限であると言える。

 また、使用されている武装は36センチ連装砲塔が一つと30mm7砲身ガトリング砲4基であり対人性能も対空性能も対戦車性能も素晴らしいものとなっている。

 搭載可能人数は最大10名最小5名。

 ちなみに私達は全員合わせて6名なので弾薬や食料に余裕が持てたりするのでラッキーである。


「よーしバイクは後ろの格納庫にしまえ。ヘルマンは即座に電源を入れてくれないか?」


「了解」


 ちなみにだが機密文書であったのでこの車両の情報は一切知らない、知っているのは作戦詳細に書いてあったバイクは後ろの格納庫に収納し後ろから乗車すべしということのみである。

 まぁ、ヘルマンは頭いいらしいから頑張ればいいじゃねえかよへっ!!(ちなみに私は陸軍士官試験2級で不合格になった。海軍との合同作戦における海軍の重要性が間違っていたらしい。)


ブロロロロロロロロ!!ロロロ・・・・・


 バイクの速さを緩めながら移動要塞に接近する。近づけば近づくほど巨大な戦車。

 全長は25メートル、幅は15メートル、高さは10メートル前後という聞いたことのない大きさだ。

 全く、研究庁設立初期の兵器は大きさこそ正義と行っているようにしか思えない。


ギギギギギギギギギギギ、ガッ!!!


 錆びついたような音を立てながら本体と同じ漆黒に塗られた後部格納庫の扉が開く。

 広さは、狭くないし広くないし必要最低限と行った有様だ。

 しかしセーナ隊員はそこまでリッベントロップを嫌がらなくてもいいだろうに・・・・せめてドロップキックしながら「早く進んで!!」というのはやめてあげよう、リッベントロップが可哀想だ。

 バイクを専用の固定機によって固定したら艦内に進む。

 正確には移動要塞なので要塞ないというのが正しいだろうが勝手に陸上戦艦だと思っているので艦内と行ったほうが特務実践隊内では伝わりやすいのだ。


 戦車といえば暑苦しい男どもがギチギチになって収まっている恐怖の画像を思い出すだろうがこの艦内に至ってはそのような心配は必要ない。

 なんせ十分な装甲をつけすぎると走れなくなってしまうため艦内が広くなっているのだ。

 ちなみにこれは2階まであり一階に各人の部屋やエンジン、タンクや生活設備が揃っていて2階に司令室と戦闘司令室などが用意されている。

 中央部には階をまたがって砲塔用の弾薬庫があり約3600発の砲弾薬が貯蓄できるので弾薬などにはよゆうがある。


『えーこちら司令室、ヘルマン。各場所に取り付けられた電話にて作業終了の知らせまっている。

 本艦は時速70kmで行動可能。巡航速度は50km、各員はそれぞれ作戦命令書の開封をせよ。』


 ようやく作業が終了したと思ったところでパッと電気がついた。おそらくエンジンが掛かったのだろう、低い駆動音が聞こえる。

 そこに合わせてヘルマンの作戦指令書の開封処理がくだされる。これは私が頼んでおいたものだから越権行為にはならない。


作戦指令書573-1


実践訓練のため地点k!o83AAmaまで急行せよ。

地点k!o83AAmaには敵の中規模基地が存在、敵基地能力を確認後撃滅せよ。

なお、使用弾薬の制限はないが弾薬補給に関しての補給の目処は一ヶ月後まで立たないため参謀本部としては熟考をおすすめする。

以下の情報は1年前に確認した敵基地の戦力である。

・識別番号T-26     26両

全長4.88m

全幅3.41m

全高2.41m

重量9.4t

速度28km/h

行動距離175km

主砲45mm戦車砲

副武装7.62mm機関銃

装甲  最大25mm


・識別番号T-34     7両

全長6.10 m

全幅3.00 m

全高2.72 m

重量32 t

速度50 km/h〜30 km/h

行動距離300 km

主砲54.6口径85mm戦車砲

副武装7.62 mm 機銃

装甲 最大曲面90mm


・識別番号il-2     14機

全長11.65 m

全幅14.60 m

全高4.17 m

全備重量6,060kg

最大速度411km/h

実用上限高度6,000m 〜 6,920m

航続距離685km

爆弾等最大600kg

23mm機関砲×2・7.62mm機関銃×2・UBT 12.7mm機関銃×1


・識別番号i-15 5機

全長9.13

全幅6.29

全高2.92

全備重量1,5k

最大速度360km/h

実用上限高度7,250m

航続距離720km

爆弾等最大7.62mm機銃4挺


機械式歩兵 48名


以上の結果から貴特務実践隊所属の移動要塞ならば撃滅可能と判断した。

その後の行動は随時作戦指令書を開封せよ。


 どうも初実戦の特務小隊に基地攻撃命令を下すとは少佐の言う通り上の頭が腐り始めているらしい。

 残念ながら皆が戦闘準備に勤しんでる間私は暇である。

 なので、今のうちに少佐に電文を打つことにした。



「えっとgorennrakumousiageru(ご連絡申し上げる)

warewareTZ17=17hagennzaiyorisakusennkoudounizyuuzisuru(我々第17特務実践隊は現在より作戦行動に従事する)

yottehennsinndekinaikanouseidai(よって返信できない可能性大)

dekirebasoutyoumosikuhasinnyanitenohennsinnwomotomu(できれば早朝もしくは深夜での返信を求める)

TZ17=17>1:fa(第17特務実践隊序列一位隊長フィメール茜星)」




次回は明日?

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