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緯度一度

赤道直下の暮らしはどうだい

四季折々の色彩感覚

意識しないとすぐに一式なくなっちゃうね


真っ赤なウソが積もり積もって

禍々しくも色づいた道

ちょいと外れてみたりしたって

緯度が一度ズレたくらいじゃ

赤いことに変わりないさ


たまにたまらなくなるけれど

目を閉じるなんてさせてもくれない


酸素に溺れ いき苦しくて

行き詰まったなら仕方ない

僕と君のセイの証を放り出そう


極点辺りは快適なのかい

カチカチの地下で近付き合って

誓いを立てれば多少暖かくもなるよ


暗くて白さも分からないから

白夜だなんて言われてもね

真っ白なウソも困りものだね

イドが一度くるってしまえば

何もかもが変わっちゃうのさ


稀に踏まれたくらいだけれど

黒くなるには充分だった


手を叩いて 背中を押して

程よく焼けたお世話で そう

僕と君がボクとキミを放り出した


緯度一度の井戸の水が一度くらい冷たければ

赤く膨れた僕と君は

白く萎んだボクとキミも


闇の先に愛しい色の糸を垂らす


ぼくはきみとキミと君を掘り出したい


それがぼくのセイでたった一度のイド


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