はじまり
これは私が小学生の時の話です
私は恋に興味がありませんでした。
学校でいじめにあっていたのです。
いじめの首謀者の好きな人と仲良くしていたからです
私は女の子友達より男の子友達が多かったので
男の子と遊ぶのはフツーだと思っていました。
ですが、それがきに食わなかったのでしょう。
突然暴言をはかれ、水をかけられ、ノートやランドセルが傷つけられたり。
私はそのイジメられたストレスを唯一の習い事、プールで発散してました。
そのプールの仕組みが級ごとに別れている仕組みで、
私はどんどん級が上がって、一番上の『 ベスト』という級になったとき、そこにすごく速く泳ぐ男の子が居ました。
私はすごいと思いその人を目標に慣れないベストで頑張ってみようと思いました。
すると、準備体操をする部屋で時間が来るのを待っていると彼が来ました。彼はすごく楽しそうに友達と喋っていて、私は友達がいなかったのですごく羨ましかったんでしょうか、じっと見ていたみたいで、その日のプールが終わり、採暖室でボーッと待っていると、彼からびっくりする言葉がきました。
「お前、俺の事好きだろ? 」
最初はハァ?っと思っていました。なので、
「 は?なわけ無いじゃん」と言いました。
でも、それから毎回行ってくるんです。
私は正直うざいと思いつつ、いつしか目標とはみれなくなっていったのです。
学校ではイジメで誰も近寄ってこない状態なのにこんなに話しかけてくる人は久しぶりですごく楽しい時間だったのでしょう。ちょくちょく話しかけたりして笑顔が増えたと親に言われ、嬉しかったんです。
そして何回目かの「お前、俺の事好きだろ?」
に初めて答えました。
「いるよ?」「えっだれだれ?」告白などしたことが無かった私は恥ずかしくなり、「ここの中にいる」っていってしまったんです。「誰?教えてー」
私はタオル越しに彼に指をさしました。
すると彼はびっくりした顔で何回もその指を見るんです。
それから私たちの小さい恋愛の始まりでした。