トカゲを酔わせてのセックスは準強姦罪です!
フトアゴヒゲトカゲみたいなトカゲ人間と水中洞窟デート
「さあ付いて来い。村を案内してあげよう。」
その黄色い鱗のトカゲは手招きして洞窟の奥へ進む。うーむ、リザードマンが砂漠にも住んでいたとは予想外だ。とりあえず興味津々な私は水中に引き込んだ無礼も忘れて付いて行く事にした。
大きな広場に出る。上を見上げると日光が差し込む大きな穴が空いており、ザザーッと砂が滝のように垂れて来ていた。なるほど、日光浴も完璧だし、水源も完備されている。理想郷ですな。道中たくさんのトカゲ達が興味津々にこちらを見てきている。全員黄色い鱗だ。顔の形も私とは違う、ちょっと顔が横に広い。ふーむ、砂漠のリザードマンはこんな感じなのか。
「砂漠の民達だ。君は緑の鱗で違う場所から来たのが分かるよ。どこから来たのかな?」
「えーっと、沼地に住んでて。それで外に出て…こっちに。」
「ほう、沼地か。私はここから出たことがないから実際にはわからないが水が豊富にあったんだろうな。」
「そうね、湿気も高くてムシムシしてたね。砂漠は乾燥してて嫌になるよ。」
「ハハハ、まあ慣れるさ。…さあここだ。」
洞窟を通って行って。大きな大空洞に出る。たくさん穴があり色々な所に繋がっているような感じだ。その一角に、厳重に警備された穴。そのトカゲは見張りに話を通して見張りがどいてくれた。私は中へと案内される。
「族長、我が同族。沼地の民がお越しです。」私を案内したトカゲは深々と向こうへこうべを垂れる。
暗い中見える向こうに座ったトカゲ。年老いたトカゲだ。だが肉体のほうがまだ衰えていないようで筋骨隆々としている。
「ふむ、ようこそ沼地の民よ。遠路はるばるご苦労であった。」私は条件反射で膝をつき頭を下げた。長いものには巻かれろだ。お偉いさんにはさからわないさからわない。たぶんお土産くれるだろうし。
「その緑の鱗も見事なものだ。大変だっただろう。我が村でゆっくりと体を休めるといい。」いやいや、私は次の町に行かなきゃならないんだよねえ(エルフ探しで)ワインも飲みたいし早めに帰りたい所だ。
「いや、お言葉はありがたいのですがすぐにd…」
「我が村も血が濃くなってきてな。新しい血を受け入れたかった所だ。来てくれてありがたい。女でありながらここまで旅をしてきた豪の者だ。強き子をたくさん産めるだろう。」はい?ちょっと何言ってるかわからない。となりのトカゲは私を見てニヤニヤと私を眺めてくる。ちょっとまってください。これはあの…そういう話ですか?
ヤバイヤバイすぐにでも帰りたい。トカゲとセックスなんてまっぴらごめんだ。
「そこにいるダムザはオアシスを警護する一番隊長だ。人間どもを立ち入らせないよう日々精進している。お前さんとはお似合いだよ。さあ皆の者、部屋に案内して差し上げなさい。」族長が手を叩くと、兵士達が「さあこちらへ。」とばかりに私達を連れ出す。ちょ、待ってくだしゃれ…ないないこれはないよ!なんかこの世界でもモテモテやね私…主に人外からね!!
案内(無理やり)された部屋というか洞窟の穴には石製のベッドに毛皮を謎の敷いた物。ダムザというトカゲは出て行ったすぐ皮の袋を持って帰ってきた。
「そういえば自己紹介がまだだったな。私はダムザ、君は?」
「あー…テギルです。」
「そうか、いい名だ。酒は飲むか?」と言って陶器(?)のコップに皮袋から何かを注ぐ。トカゲの作る酒って美味しくない固定観念が…。
「えーと、原料は何?」
「オアシスに綺麗な花がいっぱい咲いていただろう。あれから採るんだ。貴重だから祭りぐらいでしか飲めないぞ。さあ。」コップを渡してくるダムザ。中身は謎の黄色い液体だ。戸惑いながらも口に含んでみる。
ワインほどじゃないが飲みくちはいい。正直故郷の酒よりは何倍もマシだ。アルコール度数も若干高い気がする。なんか薬膳酒みたいな印象だな。
「どうだ美味いか?」酒を煽りながらダムザは言う。
「…まあまあ。」正直逃げ出したい。と言っても簡単には逃げられないだろう、相手はハゲデブ領主の時と違って身体能力で言えば向こうが上だ。この際自由にヤラせちゃうか…目をつぶってればなんとか。いや待て、変なプレイを要求されたらどうする?この身体でそういう行為をしたことがないので何されるかわかったものではない。
「ちょ、ちょっと村を見学したいn…」言いかけてる時にベッドに押し倒される。
「綺麗な緑の鱗だな。顔も村の者と違って小顔だ。美しいな。」覆いかぶさってくるダムザ。ほげええええ、って股間から何か出てますよー!二股のでっかい何かですねー!ひょえええええええええ!!
反射的にダムザの股間を蹴り上げる。ダムザは一瞬白目をむいて衝撃で浮き上がる。その後股間を抑えてピクピクと痙攣。
うおおお、やってられっか!私はキャンプに戻らせてもらう!うずくまるダムザを背に洞窟内を走る。そして太陽の差し込む広場に出た。いかん、緑の鱗は私だけだから凄い目立つ!ジロジロ見られてる。くそ、出口はどこだっけ?穴が多すぎてわからん!私がキョロキョロしていると後ろから走ってくる気配が。う、いかん。
「テギル、待て!さあ共に交わろう!」何でまだビンビンなんですか?横には何人かの武器を持ったトカゲの兵士。
「ひえええ、もうやだああああ!」私は適当な穴にササッと逃げ込む。後ろから追いかけてくる気配。うう、いかん追いつかれそう。通路を抜けて広い所に出るが…なんということ、行き止まりだ。そこにあるのは縄で囲われて、周り石台の上に食べ物や置物が並んでいる、変な形の大きな岩。私は囲いを跨いで岩の影に逃げ込もうとする。
「待て、その中に入るんじゃない!出てこい!」ダムザ達が囲いの周りを取り囲む。
「やだやだやだ!私帰る!帰るううう!」必死に岩にしがみつく!
「わかった、わかったから出てくるんだ!さあ!」手を伸ばしてくるダムザ。
え、帰してくれるの?ほんとに?私はその手をとろうとするが、その手の向こうに見える物が目に入ってしまう。ダムザの股間のビンビン二股…ひょええええええ!!
私はバッグに手を突っ込み残った魔石の一つを飲み込む。そして大きく息を吸い込み首をあちらこちらに向けながらブレスを放った。膨大な量の炎が洞窟内を舞う。炎があたった壁は赤く赤熱し溶けながら光を放つ。すさまじい音と爆炎とともに吹き飛ぶトカゲたち。今がチャンスだ!逃げないと。
もと来た道を全速力で駈ける。広場に出ると村中のトカゲたちが先ほどの音に反応して群がっていた。ちょっとおおどいてどいて!私が黄色トカゲ達を押しのけながらてんやわんやしている間に後ろから声が響き渡る!
「そいつを捕まえろ!逃すな!!」ダムザと兵士達だ。衣服や武器は無くなっているが無傷だ。私はトカゲたちにモミクチャにされて取り押さえられた。
「こいつが何かしでかしたんですか?」
「こいつが精霊石を壊し…いや跡形もなくしてしまった!」目を血走らせるダグザ。
「な、なんですって?」
「そんなことが…。」
「おお、なんということ…。」
「畜生!なんてことしやがった!」
突如泣き崩れたり途方に暮れ膝をつくトカゲたち。何のこと?精霊石…もしかしてあの岩?あ、あれ壊しちゃヤバイ系でしたか?
『殺せ、殺せー!』トカゲ達が血走って私をボコスカ殴る。その衝撃で岩肌に私の体が埋まるほどの強さでね。普通の人間なら即死だって…痛い痛い痛い死ぬううう!!岩肌に体が埋もれていきながら私の意識は途絶えた…。
私、宮瀬茜。そろそろ歳があれなので身を固めたい所だ。今は婚活パーティにいる。ここにいる男たちは年収も高いエリート達だ。この日のために綺麗なファッションに見を包んでいる。さらに自慢のバストも谷間を出して、どんな男もイチコロだ。異性同士がコロコロと相手を交代して話をしていく。お、目の前に座るのは顔の整った、いい男。高そうなスーツに時計…こいつだ!私は座るなりまず相手の年収を聞く、ふーむ1000万、合格!すかさずいかに私が凄いかをアピールする。
「バイオリンの腕はは一級品でして大学時代も劇団でヒロインを…。」
「あー、ハハハ。失礼ですがお歳は?」
いきなりそれを聞くのは失礼じゃなくて?まあイケメンに免じて許してあげましょう。私は少しサバを読んで歳を言う。途端に男の顔が冷める。
「…はあ。あ、そろそろ時間のようですので次の席に。」
「え?あ、その連絡先を…。」男は行ってしまった。
すかさず次の男が座る。眼鏡をかけたデブ…少しハゲもある。無理無理!
「う、あのーよ、よろしくで、ですう。」凄く挙動不審。
「はあ。ちなみに年収は?」
「え?ああ、は、1200万ぐらいですかねえ。で、デイトレード等を…ふひ。」うう、いかに年収があってもこいつは…。
「…ご趣味は?」
「あ、アニメです。知ってますか美少女戦隊オメコムーン。最高ですよ!あの、こ、今度一緒に、しょ、食事でも!」さっそうとスマホを取り出して連絡先を交換したがるハゲデブ。
「ははは…考えておきます。」
婚活パーティは終了して、さっそく目星の人達にラブコールを送るがみな気のない返事ばかり…おい、シカトしてる奴ふざけるな!…お、着信!?…あのハゲデブじゃないか!こいつはブロックだブロック!!
結局ほとんど収穫はなかった。おかしい…昔なら黙ってても男が寄ってきたのにどういうことだ?頭弱そうな若い子ばかりに色目使ってさあ男共め。なんでよ、私のほうが女子力高いのよ!経験した事もいっぱいあるし、いい専業主婦になれる自信があるのに…どうして!?今でも同僚を誘えばホイホイ付いてくるし、女としての魅力は悪くないはずだ。結婚となると話が違う?いやそんなことは…でもみんな歳を聞いて引いてたような…。
夜中、浴びるほどワインを飲む。こういう時は飲むにかぎる。そうこれは悪い夢だ、そうだそうだ忘れよう。
私はワインをデキャンタに注ぎ…うわ、ゴキブリだ!ひえええええ!私はデキャンタを放りなげる…そして頭の上から冷たいワインを浴びた。
「冷たい!!もうやだなm…。」まわりを見渡すとトカゲ達が私を見ている。キョロキョロ見渡すとどうやら私は折の中にいるようだ。そして体にかかったなぞの液体…なんだ?ぬるぬるして…油?
「よくも我が村の聖域をを穢してくれたな?」檻の外で族長の隣に並ぶダグザが叫ぶ。その手には松明を持ち…。
あ、これマズイパターンじゃないでしょうか?私は引きつった笑みで愛想笑いするしかなかった…。




