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会合

「なぁ……狼ちゃんよぉ……」


「山羊君!さっきからうるさいんだよ!こっちはゲームに集中してるんだよ!」


「うげぇ……」


「貴様みたいな下心満載の山羊は一生独り身だな……」


「んだゴラァッ!ライオンだからって調子のってよぉ!」


「そのようにすぐに激昂するからでもあるなぁ!」


「よっしゃライオン!表出やがれぇ!」


「いいだろう!」





「そんな感じに喧嘩できる相手も私にはいないわよ……嫉ましいわね……」


「蛇ちゃんはぁ、オーラが暗いんですよぉ。だから誰も近づかなぁい。それに比べて私

は近づきやすいとぉ、おもうんですけどねぇ……」


「熊。あなたは家に籠もりすぎよ。」


「動くのなんてぇ、面倒じゃないですかぁ。……ふぁぁ……じゃあ寝ますねぇ……」


「全くこの子は……」





「これもおいしそうだねぇ、もっていこうかな?」


「ガツガツッ!」


「おっと、これもおいしそうじゃん!もっていこうっと!」


「モグモグッ!」


「ちょっと豚さん!うるさいよ!」


「でも…モグモグ…狐君…ガツガツ…僕達以外に食べるのは…ゴクン…いないから、持

って行かないでそのままでも良いんじゃないかな」


「……そうだね!豚さんったら天才だ!僕も食べようっと!」







「……ゲーム終わっちゃったんだよ……ねぇみんな!」


「「「「「「?」」」」」」


「最近暇すぎると思うんだよ!」


「いつも暇だとおもうわよ……楽しそうにしてる奴らを見ると苛つくわ…」


「そこで!私はたった今!考えたんだよ!」


「考えたって……狼ちゃん、変なことじゃないよね?」


「当たり前だよ!それで、考えたことは!




『人間界の誰か、たった一人に、私達で力あげて、無双させるんだよ!!』」



「「「「「「……何をいってるんだい」」」」」」


「でも、そういう事でもしないと暇で死んじゃうよ!」


「まぁ、確かにそうだけど……モグモグ…」


「いや、貴様も含めて我ら全員死なないだろうが」


「んなこたぁどうでもいいんだよ!何か楽しいことしようよ!」


「さすが狼ちゃん!頭良いぜ!」


「頭よくないしぃ……まず面倒だしぃ……」


「てかもう決めたんだよ!変更なんて効かないよ!もう手続きはすんだよ!」


「ちょ、庶民の癖に早すぎるぞ!いつの間に!」


「ゲームしながらだよ!」


「狼ちゃん。力をあげるって具体的には?」


「私達が取り憑くんだよ!」


「それじゃあ無双『させる』って言わないぞ。んなこともわからんのか。」


「いや、取り憑くは取り憑くでも、端っこの方でいるぐらいだよ!自我はしっかりある

って感じだよ!」


「ふーん……僕は、その人間がおもしろかったら別に良いけど。」


「……我も別に良いが。まぁ、我が憑くに値する人間なら、だがな。」


「僕は……ガツガツ……食べ物があるなら…ゴクン…良いけれど。」


「かわいい娘がいっぱい居るなら俺もいいけれど。」


「たまには楽しんで、嫉妬させる側もいいかしらね。」


「うへぇ……端っこで寝ててもいいなら私もいいよぉ……」


「よし!そうと決まれば早速人間を決めるよ!」


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