00.よくある誤字
以下は、あくまでも個人の見解です。
絶対的にそうだという保証はありませんので悪しからず。
「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」
とはいかない執筆活動。書いている途中で「あれ? この字で良かったっけ?」と思ったり、「変換候補の一番のままで、うっかり間違えちゃった」なんてことの連続だと思います。
なので、そんな誤字を防ぐための付録【よくある誤字 ファンタジー風味】を、ここに挿入。これを見て「そういえば、これは誤字になりやすいって書いてあったな」とか、執筆中に気にしてもらえれば嬉しい限りです。
尚、ここで紹介するのは使用頻度の高い一例だけですので、より詳しく知りたい場合は辞書を引くのが一番です。また、新しく発見次第、随時更新していくつもりですので「こんなのもあるよ」と気軽に教えてもらえると、ありがたいです。
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・じしん
『 自身 』:自分。みずから。
「この結界がある限り、私自身には一切攻撃できないのだ」
『 自信 』:自分の才能・価値を信ずること。自分自身を信ずる心。
「ふっ……その自信、今打ち砕いてやるぜ!」
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・じたい
『 自体 』:そのもの本来の性質。それ自身。
「まさか、この剣自体に意思があるのか!?」
『 事態 』:事のありさま。成り行き。
「どうして僕が、聖剣に選ばれるなんて事態に……」
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・たいしょう
『 対象 』:はたらきかけの目標や目的とするもの。めあて。
《攻撃対象の接近を感知し、彼ら全員に緊張が走った。》
『 対照 』:比べ合わせること。照らし合わせること。
《しかし、全力を出した彼らとは対照的に、敵は息を乱すこともなかった。》
『 対称 』:互いに対応してつりあうこと。相称。
《それどころか、無数の攻撃を受けたのに、その左右対称の鎧には傷一つ無い。》
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・かくりつ
『 確立 』:物事の基礎・立場・計画・方針などをしっかりきめること。
「魔法の新属性を確立させるなんて、無理だよ」
『 確率 』:一つの出来事の起こり得る可能性の度合。また、その数値。
「だけど、その確率はゼロじゃないはずだ」
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・いがい
『 以外 』:そのほかであること。そのほかのもの。
「これでここには俺とお前以外、誰もいない」
『 意外 』:思いがけないこと・さま。前もって考えていたこととちがうこと・さま。
「意外だな、まさか貴様が一対一で戦おうとするとは」
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・たいせい
『 体勢 』:体の構え。姿勢。
《地面を這うような体勢は、まるで獣のようだった。》
『 態勢 』:物事に対処する身構え。事態に対応するための状態。
《しかしそれを見ても、万全の態勢で臨んできた相手は驚きもしない。》
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・かいほう
『 解放 』:からだや心の束縛や制限を取り除いて自由にすること。
「痛い目を見たくなければ、人質を解放しなさい」
『 開放 』:窓や戸などをあけはなつこと。
「大丈夫、今ごろ仲間が正門を開放してくれているはず」
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・きかい
『 機械 』:動力源から動力を受けて一定の運動を繰り返し、一定の仕事をする装置。
「すごいな、見たことのない機械ばかりだ」
『 機会 』:ある行動をするのに最もよいとき。チャンス。
「まあ、君が研究所に来る機会は今までなかったからね」
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・ようけん
『 用件 』:伝えるべき事柄。なすべき事柄。
「それで、急ぎの用件とは何だ?」
『 要件 』:必要な条件。欠くことのできない条件。
「はっ、召喚の要件がようやく満たされました」
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・せいし
『 制止 』:相手の言葉や行動をおさえ、とどめること。
《走り出そうとする彼を、彼女は腕を掴んで制止する。》
『 静止 』:動かず、じっとしていること。
《すると、向かって来ていたゴーレムがピタリと静止した。》
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・いぜん
『 以前 』:ある段階・レベルまでまだ至っていないこと。
「これは、魔法を使う以前の問題だな」
『 依然 』:前と変わらないさま。もとのとおりであるさま。
「まあ、依然として魔力をためることすらできないですから」
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・たずねる
『 尋ねる 』:わからないことを人に聞く。質問する。
「すみません、一つお尋ねしたいんですが……」
『 訪ねる 』:会うためにある人の居所に行く。訪問する。
「実は僕、この町の教会を訪ねるためにここまで来たんです」
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・ふる
『 降る 』:空から雨・雪などが落ちてくる。
《突然、大粒の雨が降ってきた。》
『 振る 』:頭・首などの全体を前後左右に動かす。
《だけど彼は、手を振ることをやめなかった。》
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・はやい
『 早い 』:時間的に前である。
「嫌だよ、明日の朝早く起きるなんて」
『 速い 』:動作・作用の進行にかかる時間が短い。
「というわけで、一番足の速いお前に行ってもらう」
ご意見・ご要望などなど、心よりお待ちしてます。