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ね?美味しい?

「コーヒって知ってる?」

「なんだそれは。」

「ちょっと苦いんだけど……」

「苦いのか…普段の姿なら飲めるのだが……」

「じゃあ甘いのにするね。」

「かたじけない。」


子供になった弓使いと会話をする。子供とは何を飲むか分からん。

とりあえずコップを二つ取り出して、冷蔵庫からりんごじゅーすと書かれた1.5のペットボトルを取り出した。


「あの……僕は苦くても大丈夫ですよ」


もう一人の男の子は大丈夫かな……って表情をしている。はいはい。二人共リンゴジュース飲めばいいでしょうな。全く。気を使う子供は嫌いだ。

コップを二つ並べ、ゆっくりジュースを注ぐ。綺麗な黄色をしているな。と注ぎなながら思った。

黄金色?いや、何色だろう。う~ん。分からんね。


「はい。どうぞ。ゆっくり飲みなね。」


ガッとコップを両手で持ち一口弓使いは飲んだ。


「おいしい。」


コップを置いて、笑顔を見せた。

そして、ゆっくりともう一人も飲んだ。


「これは……確かにおいしいです。」


良かった……口に合わなかったらどうしようかと。

あれ?そう言えば、もう一人居たような……

そうた。寝かしといたんだっけね。


「ん~あれぇ?ここは?」


起きた様だ。困惑しているように思える。顔は男性。

若い顔つきをしている。


「……誰だお前は。」


ああ~そりゃそうだ。起きたら、目の前に知らない人が居るってヤバイよね。


「僕は店長。この店のね。それよりあの人達が分かるかい?」


僕は子供になった二人をにこりと見た。


「子供?誰だお前らは。」


残念。分からん様だ。やれやれ。


「おい!俺を忘れてしまったのか!時には死にかけ、時に拳を交わらせた仲だろ!ラゼル!」

「ラゼル……?なぜその名を知っている。まさか……?」


起きた男は弓使いに頭を当てた。あれか。たぶん記憶を探ってるのだろう。


errorーラエだ。なぜこの子供の記憶に俺の親友の記憶があるのか全く持って分からん。仕方ない百歩譲ってお前がアクレ・ギアスだとは認めてやろう。」


どうだっ!とドヤ顔をしているアクレにもう一杯ジュースを渡した。葡萄だ。あっとゆう間に飲み干してしまった。


「……てことはあの子はゼニス・バグリットと言うわけか。理解が追いつかないな。」


困り果てた三人を余所に時は過ぎていった。

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