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ドッグ

 ~シベリアンハスキー~


 イヤッホゥ!!

 イエェェイ!!!

 ご主人様と散歩の時間だぜ!


 やっと体を動かせるのか!

 いやぁ、つまんなかった!


 思いっきり遊んでやるからな!

 ご主人様のこと、引きずってやるぜ!

 嫌だって言ってもやめねーぜ!


 いいな?

 いいよな?

 いいんだよな?


 イヤッホゥ!!!


 ~トイプードル~


 ご主人様、ご主人様!

 今日は何して遊んでくれるの?

 ボク、何でもするよ。


 今日はボール遊び?

 やった!

 今日もご主人様のために頑張るから見ててね。

 よそ見はダメだよ?


 そりゃ!

 えい!


 どう?

 ボク、頑張ったよ!


 ほめてほめて!

 うん、なでなでされると気持ちいいな。

 ボク、もっと頑張っちゃう!

 お願いだからご主人様、ボクのこともっと見ててね。


 ~ボルゾイ~


 うん、今日もいい天気だな。

 私のご主人も気持ちよさそうでなによりだ。


 どれ、今日はいつもよりも大人しめで過ごすかな。

 ドックフードもさぞかし美味しいに違いない。


 ああ、こんなゆったりした日が続けば最高なんだがな。

 いや、散歩は散歩で走り回りたい気持ちもあるのだが……


 今の気分と散歩の気分は別物だしな。

 気にしないようにしよう。


 ~ボーダーコリー~


 オレは走って動物を追い回すことが得意さ。

 ご主人様はオレに仕事を与えてくれる。

 それが溜まらなく嬉しいから、オレも一生懸命その仕事をこなすんだ。


 なにより、仕事をして走ると気持ちがいいし、その後のドックフードも美味しいんだ。

 そのことが分かっているだけでも幸せさ。


 さあ、今日も仕事の時間がやってきたぞ!

 ご主人様の期待に応えられるように、また頑張るか!


 ~ゴールデンレトリバー~


 やあ、ご主人様。

 おはよう!

 今日のご飯はなんだろうな~


 今日はドックランに行くから、はしゃいじゃってもいいよね。

 よーし、思いっきり遊んじゃおう。

 でも、みんなに迷惑はかけないようにしないと……


 ボクは体が大きいからね。

 小さな友達が傷つくなんて、ボクも嫌だし。


 慎重に、でも楽しく遊ぼう。

 ご主人様にも楽しんでもらいたいな~


 ~オーストラリアン・ラブラドゥードル~


 私はセラピー犬。

 特に、犬アレルギーを引き起こしやすい人の所へ行って遊ぶのがお仕事なの。

 私、色々な人と出会えて楽しい毎日を送ってるわ。


 ご主人と一緒に新しい場所へ行って、新しく出会う人に触れてもらえる。

 私はそれがとても嬉しいの。

 だからそのハッピーを元気のない人に分けてあげたいのよ。


 幸せの連鎖で人を幸せにしてあげたいの。

 だから、ご主人も私のモフモフの毛にも気を使って毎日ブラッシングしてくれるのよ?

 私のことを分かってくれてる、ご主人がやっぱり一番好きね。


 ~ジャーマン・シェパード・ドッグ~


 私は警察犬としてではなく、普通の家庭犬として飼われている。

 だから日頃こなすノルマはなく、日々を平和に過ごしている。


 私のボスは平和を乱されるのが嫌いだ。

 だから、私は考えた。

 この平和を守るのが、私の役割なのだと。


 何もないならそれでいい。

 だが、私の役割を果たす時が来たならば、勇猛果敢に戦ってやろう。

 それがきっとボスの私に対する願いなのだから。


 私には自分で考え、自分で行動するように言われている。

 だから、私は精一杯自分で考えるようにしているのだ。


 ~柴犬~


 オレのご主人はあまりべたつかないから好きだ。

 逆にベタベタしてくる奴は嫌いだ。

 犬は人との距離を適度に保つべきだと思うんだ。


 そりゃあご主人や家族のことは好きさ。

 けど、礼儀ってもんがある。

 どんなに親しくってもな。

 それが守れなきゃ、相手と自分、不快な思いをするだけよ。


 この距離感を邪魔したり、テリトリーを犯す奴は容赦しない。

 敵はもちろん、あまりにやかましい奴が出てきたら吠えてやる。


 ~グレートデン~


 ボクは体が大きいから、たくさん餌を食べるんだ。

 でも、そのせいで迷惑をかけてしまっているかもしれない。

 でも、そんなこと気にしないでって言ってくれてるようなご主人様の瞳が好きだ。


 優しい人は大好きだ。

 だからボクも優しくなれる。


 他の犬の挑発なんか乗らないよ。

 ご主人様に迷惑がかかるから。

 でも、攻撃されたら流石に黙っていないかな。


 たくさん食べて、大きくなるのはご主人様を守るためだと思ってる。

 優しい人を守るんだ。


 ~ヒト~


 なんなんだ、ここの犬達は……

 まるで会話するようにワンワンワンワン延々と吠えて……

 こわっ!

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