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金網の向こうの君。  作者: 甘柑
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Prolog

私が想いを寄せているテニス部の君は、いつも楽しそうにラケットを振っている。


それをただ見つめるだけの私。

恋人でもなく、それほど仲良しなわけでもない。

でも、そのラケットを振る姿に見とれて、ただただ格好よくて、目が離せなくなる。

そんな気持ちに名前を付けたくても分からない。

君なら、分かるかな、この気持の正体。



これはそんな片想いを寄せる女の子、花形舞美とテニス部の明内祐太のお話。

一応スクールラブだけど、ギャグも織り交ぜたい、そんなお話、です。

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