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魔界な人々

妖艶(仮)上級魔族な私と半人間な義弟さん。

阿野根の作者は、12RTされたら『オカン』な『義弟』と『妖艶』な『モデル』の組み合わせで、ヤンデレ話を書きます! shindanmaker.com/482075

ヤンデレ小説書いたったー

で書きました。

うーん、面倒くさい。

お仕事したくないよ〜。


勢いよく布団が剥がされて茶色の髪の長身のイケメンが視界を遮った。

「今日は白家の若様と赤家の当主様会食だ、起きろ、タダ飯食い。」

今日も義弟さんは冷たい。

「お仕事したくないよ〜。」

カーテンに包まれた寝床から半身起こして言った。

「はあ?寝言は寝てから言いやがれ。」

義弟さんはむぎゅっと私の頬をつまんだ。

「痛いです、みやびさん。」

私は涙をうかべた。

「痛くしたんだからな、はやくきがえやがれ。」

プイっと横を向いて義弟さん…みやびさんは出ていった。

「あーあ、婚活…嫌だな…。」

私はブツブツ言いながらがあたたかいベッドから出た。


どうも、リーン・コク・ヤイルザです。

吸血族の黒家の当主の姉です。

弟が半分人間の翠家のお姫様もらったんでその弟がついてきたんですよね。


何故か行儀見習いで…人界のお仕事はいいのかよ。

さて、朝食でも飲みに行くかな?


ちょうどいい感じにくれてきた赤紫の空を見ながらつぶやいた。


吸血族である以上、一応活動時間は夜です。

昼間も動けるけどね。


なにはともあれ朝食、朝食。

そう思うながら無駄に長い廊下を歩いていると向こうから麗しい実の弟が来た。


「や、やめてください旦那、恥ずかしいです。」

くだんの嫁が家の無駄に色気を振りまいてる弟にお姫様抱っこされている。

「おはよう、新稲ニイナさん、アイギアス。」

私は無駄に開いた胸元をさり気なく隠した。


何故か私の世話をしたがる義弟さんが準備した私の美貌とやらを高めるらしい無駄に露出の高い服をよせる。

…本当にもっと簡素にしてくれよ。


世間一般的にいくと黒い長い髪に赤紫の瞳で肉感的な体型の私は美人らしいです。

まあ...私にとっては美人な身内にかこまれてそだったので実感無しですが。


「おや、姉上いたのですか?」

嫁の首筋に顔をうずめてた弟がやっと気が付いたように言った、白々しい。

「さっきからいたよ、アイギアス。」

ムッとしたところでヤツが来た。


「そこの吸血姉弟プラスねーちゃん、さっさと食べやがれ、片付かねぇだろう?」

ピンクのエプロンを付けた義弟さんが出てきた。

今日も義弟さん特製ドリンクらしい。

ため息がでるよ。

「ニイナが食べたい。」

アイギアスが甘く笑って嫁にくちづけた。

「この色キチ兄貴食いやがれ。」

義弟さんが持ってた鍋つかみを投げつけた。


触らぬ義弟さんに祟りなしです。


私はそそくさと食堂に入った。


「おはようございます、リーン様。」

コボルトの使用人が液体をグラスに注いだ。

吸血族の私は基本的に液体しか飲めない。

例外もあるんだけどね。


禍々しいその緑の液体を一気に煽る。


「…生ゴーヤジュースきついです。」

ちょうど弟夫婦を引き連れて入ってきた義弟さんに涙目で訴えてみた。

「美容と健康にいいんだぞ。」

そう言ってもう一杯注がれた。


わーん、死ぬ…魔族だけど死んでしまう。


「雅とお義姉サマは本当に仲が良いですね。」

関心したように嫁に言われた。

ニイナさんあなた、義弟さんをどんな教育したんですか?


「まあな。」

義弟さんがおざなりにこたえながら生ゴーヤジュースをアイギアスの席に置いた。


いいえ、ただ単に面倒見られてるだけです。

がっくりうなだれると義弟さんがしんぱいそうな顔をした。


はいはい、婚活してさっさと嫁に行きますよ。

調子わるくしてあなたのあまあま姉夫婦を邪魔する期間をながびかせませんよ。


二杯目を一気に飲み干して立ちあがった。

さてと婚活おしごとがんばるか。


「姉上。」

麗しい弟が私を見た。

「大丈夫だよ。」

私はヒラヒラ手を振った。

「さっさと準備しやがれ!」

義弟さんが不機嫌そうに言った。


はいはいはい、行きますよ。



黒家の居間は基本的にモノトーンと赤で統一されていておちついているのに落ち着かない気分なのは三人がけソファーに何故か美形と美丈夫にかこまれてるからだよね。


「リーン嬢は本当に麗しいですね。」

ソファーに一緒に座った美形な白家の若様が私の手をとってくちづけた。


白い短い髪と赤い目の確か水妖系の魔族だよね。

だから寒気がするのかな?


「寒そうだ温めてやろう。」

美丈夫な赤家のご当主が思い切りよく私の肩を抱いた。


汗が出るのはこの赤家のご当主が炎の魔神の一族だからだよね。

紅蓮の炎なまっかっかなつんつんヘアですね。

青紫の目がなんでハアハア言いながら胸の谷間見てるんですか〜。


露出減らしてくんろ〜。


「大丈夫ですわ。」

あの〜そのままだきこまないでください。

体液が減っちゃうよ。


私は助けを求めて視線を彷徨わせた。


「イゼリアン殿、独り占めはいけませんよ。」

白家の若様、ヘルスチア様が縦長の瞳孔を煌めかせて2つに割れた舌をチロチロと出した。

よく見ると下半身が鱗に覆われつつある。


は、白家って蛇が本体だっけ?


「極上の快楽を教えてあげますよ。」

あまやかにヘルスチア様が迫った。

「三人でか?いいな。」

後ろからイゼリアン様が怪しいところを抱きしめ拘束する。


い、嫌ぁ〜いくら見合いだからっていきなりは。


ヘルスチア様の手がドレスのスカートにかかった。


バシっと音がして勢い良くヘルスチア様がよろめいた。

ついでバシャと液体がイゼリアン様の炎の髪にかかりジュワーッと言う音がするその後はガシャだ。


「手が滑りました、失礼しました。」

エプロン姿の義弟さんが冷静にいってヘルスチア様の頭にあたったお盆と転がって割れたグラスを拾った。


「ぶ、無礼な使用人だ。」

イゼリアン様が液体がかかったせいで不完全燃焼の髪がブスブスと煙を上げている。


「…あなた死にたいようですね。」

ヘルスチア様が義弟さんを睨みつけた。


「別に死にたくはありませんよ。」

そう言いながら義弟さんがかまえた。


ヘルスチア様が蛇らしい動きで大口を開けて噛み付こうとした。

ついでにイゼリアン様の炎が舞う。


「やめて下さい〜。」

思わず前に出た。


くるっと視点がかわった。

義弟さんの後ろにかばわれた。


「ったくお人好し。」

義弟さんがつぶやいて声とともに室内に翡翠色のちからが満ち溢れた。


ぐわ〜、ぎゃあという声とともにイゼリアン様とヘルスチア様がなぎ倒された。


「失格、もういいや。」

義弟さんがお盆をかまえたままいった。


「何事だ。」

弟が扉を弾き飛ばして入ってきた。

「義兄さん、もう、抵抗するのやめます。」

ニッコリと義弟さんがわらってお盆を振った。


とたん呻いていた二人が消えた。

て、転移させたんだよね。


「リーンさんを嫁にもらいます。」

がしっと腰を掴まれた。

「ついに捕まったか…。」

弟が何故か悲痛な顔をした。


つ、捕まったって何さ?


「リーン、俺ははじめて会った時からお前が欲しくてたまらなかった。」

義弟さんが壮絶な色気をまとった笑みを浮かべた。

「だからモデルの仕事をやめて邪魔をしに来たんだ。」

扉の残骸からひょこっと嫁が顔を出した。

「姉さん、邪魔をして悪かったな、リーンが嫁に行けば諦められるとおもったが、無理だった。」

義弟さんがそういって私を強く抱きしめて転移した。


周りを確かめる間もなく上を向かせられる。

義弟さんが私の顎をとらえた。


キスされたよ。

抵抗無理だった、だって私、非力系吸血族なんだもん。


「義弟さんのバカ。」

私は涙目見上げた。

「雅だ。」

義弟さんが笑った。


「みやびさん、ここどこですか?」

こわくなって周りを見回す。

あのーなんで窓に金属の飾り格子がはめ殺しではまってるんですか?

「リーン、もう待てない。」

雅さんに抱き上げられてベッドに押し倒された。


アレ…おかしいな、私、雅さんにただ飯食いって言われていたような…。


身体で返せってことですか〜?


その後、人界の超人気モデルMIYABIが嫁を娶ったというニュースが駆け巡ったとか。


その女殺すって超ファンが荒たとか。


全然動かない身体でテレビでみちゃったので外に出るのが怖いです。


「うん、リーンは出なくていいんだよ。」

私にマンゴープリンをアーンしながら雅さんがいったので心置きなく引きこもりたいと思います。


それに危ないからって人界のこの部屋の鍵預けてくれないんです。


私、そんなに頼りないかな?

うん、たよりにしてもらえるように頑張ろうっと。

駄文を読んでいただきありがとうございます。

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