第16話 衝撃の練習メニュー
キーンコーンカーコン
とチャイムが鳴る。
「久一、部活行こ。」
「あぁ、陽一と塔矢は?」
「なんか、トイレに行ってから行くって。」
「そうなんだ。」
しかし、そんなのは嘘だ。陽一と塔矢は俺と未來が両思いなどだとわかっているため、気を使ったのだ。まぁ、俺と未來はまさか両思いなどと夢にも思ってないし、陽一と塔矢が気を使ってるなどと微塵も感じていなかった。
俺と未來は教室を出て、生徒昇降口を出る。
「久一、私なにをすればいいのかな?」
「えっ?」
「マネージャーに勢いでなったけどなにをすればいいかわからないんだよね。」
「そうだなぁ、当分は筋トレだからスクイズを渡すとか?」
「えっ、そんなスクイズなんて用意してないよ。」
「はぁ、そうだよな。でもばてないようにするにも今日一緒に買いに行こう。龍先生から部費を貰って。」
「でも、久一練習後じゃ疲れてるでしょ。」
「気にするなって。お前に重たい荷物なんか持たせられないだろ。」
「久一…」
そんなことを話してるうちに弓道場に着いた。俺と未來は鍵を持っている龍先生を外で待った。5分後に陽一と塔矢と合流し、またその10分後、龍先生が来た。
「よし、全員揃ってるな。久一、ちょっと来い。」
俺は龍先生のとこにいった。
そして、紙を貰った。
「これが、今日のメニューだ。」
練習メニュー
*ランニング 25キロ
*脇締め腕立て 30回
*スクワット 20回
時間が余った場合、脇締め腕立てとスクワットをもうワンセット。
俺は正直練習メニューに驚いたが、目標のためならなんでもやる気でいた。
「じゃあこれから部活を始める。まずは俺、陽一、塔矢はランニング25キロ。」
「に、に、25キロ〜!」
と陽一と塔矢はハモりながら驚いた。
「やるしかないんだ!勝ちたいなら!」
俺は強く言った。
「あぁ、だな。やるか?塔矢。」
「もちろん、やるさ。」
俺と陽一、塔矢はランニングのルートを確認し、ランニングのスタートラインに着く。未來は龍先生と打ち合わせらしい。
「じゃあ、用意、スタート!」
龍先生の合図で、一斉にスタートした。




