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進路決めとけば色々と後々で楽だったりする

 

  

   

ショウタロウ「さて、レンジさん達が卒業したけど……」


カナ「春休み何もやること無いわねぇ」


センリ「そういえばレンジさん達は?」


アキ「レンジ先輩達はチャリで卒業旅行。 因みにリュウ達は、図書館で進路決めてる最中よ」


ショウタロウ「あー、そういえば俺らの高校二年になると4月の終わりにさー、OBとOGの何人かが来て色々と話聞く座談会みたいのやるからなぁ」


カナ「所で図書館でそう簡単になりたい職業とか進学先決まるの?」


センリ「決まらないから図書館行ってんだろ? まぁあいつらの事だ。 何も見付からないだろうな」


残り三人『何それスッゴくわっかるわぁー……(汗)』




ーーーーーーー





センリ「退屈だからしり取りするー?」


ショウタロウ「おっしゃ!」


カナ「退屈のし過ぎで頭可笑しくなったの?」


アキ「あたしらパスね」


センリ「ね…ネプツニウム」


カナ「ムッ!? っていうかなにそれ!」


ショウタロウ「れ……レート」


アキ「とんでもなく阿呆ねこいつら」


センリ「ら……ラーメン丼!」


カナ「利に適う程馬鹿なのね、こいつら」←もう諦めた


ショウタロウ「ら……ランゲージ」


アキ「実家に帰って良いですか?」←両手に包丁


男二人『すんません調子に乗りましたごめんなさい!』


アキ「負負負……どうしようかなぁ?」←包丁から果物ナイフ


カナ「凶器やめい!」←アキにハリセンアタック




ーーーーーーーー




ショウタロウ「ってか俺ら今春休みだよな?」


アキ「何急に当たり前な事聞くのよ」


センリ「春休みの宿題なら出てないぞ」


カナ「あ、でも変な課題出て無かったっけ?」


ショウタロウ「変な……」


カナ「短編小説書いて来いって、現代の中島先生言ってなかったっけ?」


他三人『忘れていたんだから掘り起こすなよ!』


カナ「課題らしい課題ってそれだけだよねー」


アキ「うちらあんまし本読まないしね」


カナ「レンジさんから何冊か借りる? 薄目の本何冊か持っている筈だから」


センリ「でも俺達十二人ケータイ持って無いのが悲しいな」


ショウタロウ「ま、リョウさんが何と言うかねそんな事言ったら……」



※ショウタロウの妄想



リョウ『寝言言う暇があったら働きなさい! バイト増やしなさい! エクササイズしなさい! その命神に返しなさい!』←連続キック


センリ『あふぅん! 女王様ぁ!!』



※妄想終わり



センリ「俺でネタにするの止めてくんない?! 兄貴にやられるのも嫌だけど!」


ショウタロウ「えぇー…。 そういえば、レンジさん出掛ける前にさ俺に言ってたんだけど」



※ショウタロウの回想



レンジ『じゃあ俺らそろそろ出掛けるわ。 あ、そうそう、あんたら多分中島先生から短編小説執筆の課題出てるだろ? 俺の部屋から適当に借りて読んでても構わねぇよ』


ショウタロウ『あ、はーい』


レンジ『あんたらの事だ。 どうせ読まない連中だろうから薄目の本薦めるぞ。 んじゃま、そろそろ出掛けるからな』



※回想終了



アキ「――で、レンジさんの部屋に来た訳だけど…」


カナ「刑事モノ、探偵モノ、ライトノベル、ハードカバー、文庫本、うん多過ぎ」


センリ「兄貴がバイト代貯金してこつこつ買ったんだってさ。 馴染みの本屋のおやっさんからたまに聞いてる」


アキ「ジャンルの幅が広いわね。ラブコメ、官能、推理、SF、学園モノ、ハードボイルド、ホラー、自書伝、原作がゲームにゲームの原作、アニメの原作に原作がアニメ。 果てには時事説本まで…」


ショウタロウ「こういうの、何て言うんだ? 本の虫っていうの? そういえばあの人在学中に一日に三回以上は図書室に入り浸ってたな」


アキ「だからあの人進路先が小説家養成コースのある専門学校にしたんだ。 となると、これは私の予測だけど、リョウ先輩ってレンジさんを追っ掛けているんじゃ……」


カナ「あの二人幼馴染みだからね、色々あるでしょ」←温かい目


センリ「あ、相棒ある。 しかもプレシーズンからシーズン7まで全巻あるよ……」←言いつつプレシーズンの小説取る


ショウタロウ「しまった! あの人中々薄い本読まなかったんだ。 大体読む本いつも二百頁以上だったし」


残り三人『あんまし本読まない人にとっちゃ地獄でしか無いわー……』





ーーーーーーー





※二日後。レンジによる採点


レンジ「………」←アキの原稿チェック


アキ「どうですか?」


レンジ「…んー、キャラの動かし片は文句無いな。 でもストーリー展開にインパクトを感じないね。 次」


カナ「どうぞどうぞ!」


レンジ「………?…………!?……………あ〜」


カナ「どうでした?」


レンジ「んー、これは推理小説か何か?」


カナ「ええ、そうです」


レンジ「成る程ね。 ……うんいいんじゃないかな……まぁ本当に採点するのは中島先生だけど」


センリ「次…お願いします」


レンジ「センリとショウタロウのは夕飯前にデンジに頼んで持って来て貰ったけど…………一話一話が短いのが目立つな。 脱線しているのは目をつむるけど、他の文だというのに間開けずに本人視点は少しいただけないな」


デンジ「…………(笑)」






つづくのか?

「盗撮する奴が悪いんじゃない。される方が悪いんだ!」byデンジ

「蹴り飛ばされたいのか?」byレンジ

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