GW?非リア充にとっては辛いっちゅうに!!
リュウ「……暇だー!」
エリ「GWってさー…非リア充にとっちゃぁ…辛いよねぇ…」
デンジ「………お前ら、そんなこと言えるの今のうちだぞ」
ナナミ「…どういう事ですか?」
デンジ「じつぁ…リョウさんがな、近所のじい様方にうちらを田植の人材として派遣するってよ。 多分明日辺りから泥と格闘かもな………」
ナナミ「だからといって、まだ私を盗撮するんですか?」
リュウ「ホント懲りないやーつ。 杜撰なダーツ」
エリ「ハラ○チかっ!」
ーーーーGW?非リア充にとっちゃ辛いっちゅうに!!ーーーー
エリ「GW初日の今日だけどさー」←空気椅子での読書中
リュウ「んー…」
エリ「うちら何もやること無いねー」
デンジ「ショウタロウさんたちは補習、レンジさんたちはバイトだしなー」
ナナミ「ですよねー……私達何も無いですよねー。 全員帰宅部でしたしー…」
エリ「部費とか払う暇っていうか、やりたいもんは特に無かったかんね」
デンジ「スポーツとか文化系でもやりたいもん特になかったしなー」
リュウ「野球、サッカー、水泳、柔道、アーチェリー、カヌー、テニス、ソフトボール、バレーボール、バスケ、レスリング部に」
ナナミ「書道、吹奏楽、合唱、チア、理化学、生物学、カメラ、写生、ボランティア部に」
エリ「ロボット研究会にコンピュータ研究会位だったし…」
デンジ「だから家にゃ大家が出てっただろう?家事に炊事に家計監査その他諸々」
リュウ「あーあ、大家さん残っていたらサッカーとか野球とかで青春を謳歌出来んのになぁ……」
ナナミ「後でリョウさんに言っちゃって良いですか?」
リュウ「すみません、もう言いませんから……リョウさんだけには言わないで頼みますから…」
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リュウ「GWだけどさー、出掛けるとしても金ないよなー」
デンジ「食費、光熱費、水道代、修繕費とその他諸々で俺らのバイト代消えていくしな」
ナナミ「レンジさん達の専門学校の授業料は奨学金ですしね」
エリ「ってゆーか私ら何でだべってるのかなぁ」←腹筋
リュウ「じい様方の田植の手伝いに備えて体作りと体力作りしとこーぜ」←腕立て伏せ
ナナミ「私達、今日はバイト揃いも揃って非番ですからかえってやること無いですね」←スクワット
デンジ「良いことなのか悪いことなのかわかんねーかんなー」←腕立てしながら倒立
エリリュウナナミ「「「お前化けモンか何かか?!!」」」
デンジ「前回のアレの種……」
リュウ「ま、確かにありゃ忍者か何かだと錯覚するくらいだったからな」
ナナミ「見てないだけでもよかったです…」
エリ「アレを盗撮するための技術にするなんて、才能の無駄遣いというか何と言うか」
デンジ「褒めてんのかそれは?」
リュウ「誰もがきっと思うだろうけど、褒めてないと思うよ絶対」
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※リュウとデンジ、近所で走り込み
リュウ「ロードワークロードワークっと」←市販のジャージ
デンジ「体力作りの基本だしなー」←中学の時のジャージ
リュウ「ってかさー」
デンジ「どしたよ」
リュウ「気のせいかもしんないけどさ」
デンジ「あー」
リュウ「GWだからかな…………道路走ってる車多くね?」
デンジ「多い多い。 確かに多いな」
リュウ「所帯持ちの方々は一体何処へ行くのだろうかねぇ? 日光とかか?」
デンジ「皆が皆して日光に行く訳無いだろ。 静岡とか東京とか、北海道とか海外とかだろ」
リュウ「三日間休んで二日間仕事に学校そして四日間休み」
デンジ「どうしてこれを九連休とか言うんだかさっぱりだ」
リュウ「間の二日間って場所や企業によって休みだからじゃね?」
デンジ「まぁ、俺達にゃ関係無いか」
リュウ「ここでなら言えるけど、リョウさんにはマジで逆らえない……」
デンジ「あの人家の金庫番見たいなもんだかんな」
リュウ「遊びに使う金家には無いかんなぁ」
デンジ「それもこれも大家さんがいなくなったせいじゃね?」
リュウ「居たとしても家賃とか巻き上げられっからなぁ……」
デンジ「どの道、遊ぶ金云々の前に働けって事だな」
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※エリとナナミ、リュウとデンジとは逆方向へ走り込み
エリ「テレビのニュースとかでさ」←三日目の高校のジャージ
ナナミ「はい」←三日目の小学校の時のジャージ
エリ「外出先がどーだーとか、そういう特集多いよねー」
ナナミ「私達には関係無いと思うんです。 まずは資金ですが、私達のバイト代では食費光熱費修繕費として消えてしまいますので期待は出来ませんし、宝くじ買う以前に当たる訳でも無いから浪費出来ませんし、これ以上バイト増やしちゃうと私達過労死まっしぐらですから」
エリ「Kとイリーに負けまくりの固有結界ご苦労様。 ってかリョウさんに宝くじ買いましたから安心してくださーいとか言ったらマジで半殺しだからねー…」←何処か遠い目
ナナミ「………というか、一体何を食べたらあんな……」←暗い目
エリ「ナナミ、それ言わないほうが気が楽だよ」
ナナミ「自分自身ロリ体型って事は自覚してます。 してますけど、負けまくりですよ………」
エリ「大丈夫大丈夫、だれかが言っていたよ。 まったいらはステータスって」←何処ぞの天道の指
ナナミ「すみませんが世界中の天道ファンの皆さんに謝ったら如何でしょうか?」
エリ「………すんません」
ナナミ「後四五キロほど走りましょうか?」
エリ「出来れば二三キロで」
ナナミ「解りました。 十キロいきますよ」
エリ「すみませんごめんなさい、四キロで良いですお願いします」
ーーーー帰宅・ザ・リョウーーーー
リョウ「ただいまー…!」
シーー……ン
リョウ「あ、い、つ、ら……鍵明けっ放しで何処ほっつき歩いてんのよ、ナナミまで……。 今日から三日間朝昼晩は…そうねぇ、生のキュウリ一本ずつにしよっと」
ーーーーーーー
デンジ「ところで鍵かけたっけ?」
リュウ「んー………後から出たのエリ達だからなぁ…。 ってかどうしたよ、一体」
デンジ「…俺のカンが言っている。 三日間飯が酷くなりそうだって」
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エリ「あ、そういえば鍵かけたっけ?」
ナナミ「えーーっと……あ、すみませんかけわすれました」
エリ「もー、ナナミはどじだなー、可愛いなーこんちくしょー」
ナナミ「キャラ崩壊してますよ。 まぁ、家に誰か入っても何も取るもんありませんよね」
エリ「そーね、気にせず頑張ろっか」
ナナミ「はい」
ーーーー四人帰宅ーーーー
リュウエリデンジナナミ「「「「 」」」」←虫の息
リョウ「よしっと」←手を払う
レンジ「いや、お前何したっ!?」←ザ・風呂上がり
続くかも…
「一日にキュウリ三本三日間って……俺らカッパかよ」byリュウ