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彼との出会いⅡ〜朱希side〜

私は静かに音楽室のドアを開けた

そこには1人の男の子がピアノを演奏していた

「すご…」

私は小声で言ったつもりだったけど彼には聞こえていたみたいで

彼はピアノの演奏を止めた

「誰?」

「へ?あ…私は七宮朱希です」

「ふーん、朱希…ね」

そういうと彼はつかつかとピアノのほうに戻っていった

…って、ちょっと待て

自分は名乗らねぇってか?

「あ…あの!!」

「何?」

「何年生ですか?」

「…一年だけど」

私と同学年かい!!

だったら敬語じゃなくていいよね?

「あなた、人に名乗らせといて自分の名前は言わないわけ?」

「は?」

彼は一瞬だけ眉間に皺をよせると「はー…」っとため息をついた

「…三上佳那汰(みかみかなた)

「佳那汰くんかぁ!いい名前だね!」

「…あんた変わってるな」

「えへへ!そうかな?」

「あぁ…」

そう言うと何かおでこに柔らかいものがあたった

佳那汰くんにキスされた…

キスっていってもおでこにだけど……

って!!

「ちょっ!何すんだ!!!!!」

「呼び捨てでいいから"佳那汰"って。またねアキチャン。」

佳那汰はそう言ってクスッと笑って音楽室を出ていった

でもあいつの顔近づいたときに見たけど…

なんというかっこよさ!!

あの顔女子がほっとかないんじゃないの?

あいつにデコキスされちゃった…

「最っ低!!!!!!!!!」

今頃になって私は叫んだ


こんな少し最悪な出会いをしたわけだけど

この時私の心は

もう動いていたのかもしれない

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