ギャル様ヘルプ!〜朱希side〜
今回は少し面白いです
「あーきちゃん!一緒に帰ろ!」
「ごめんね、葵。今日は委員会の仕事があって…」
「そっかぁ…、じゃあまた明日学校でね!!」
「うん、また明日」
そう言うと私は教室から出ようとした…
その時
「可愛い顔してあんま調子のんないでよねー」
「その顔で何人もの男をたぶらかしてきたわけー?」
「うわっ!どんだけ最低なの!?」
はぁ、この人たちも毎日毎日飽きないね
「それってさ、ただのひがみだよね?高校生なんだからそろそろ小学生卒業したら?」
「なっ!調子のってんじゃねぇぞ!!」
「ていうかうちらと関わんなよ!!キモいんだよ!!」
あのー?
あなたたちが喋ってきたんだぞー?
まったく…
「そんなんだからモテないんだよ」
「んだと!?このメスブタが!!!!!!!!!」
「だーかーらー!!モテたいならまず!そのごっつい暑苦しいメイクどうにかしなよ!!」
こいつらはギャル気取ってるのかマスカラたっぷり日サロに通ってたらしい真っ黒な肌!
いつの時代のギャルだよこいつら!!
今どきそんなギャルいないでしょ!!
「そしてその金パアフロ!!」
お前はライブハウスに行くのか!?
ギャルに金パアフロなんて聞いたことない!!
「まず!メイクはナチュラルメイク!髪は黒か茶色のストレートかふんわりカール!肌は…、白味噌でも塗っとけ!」
私は言いたいだけ言ってやった
あっ…
さすがに白味噌はヤバイかも…?
「七宮…」
ひぃいぃ!!!!!
や…殺られる!!
「ありがとう!!!!!!!!!!!」
「ほぇ?」
「やっとモテる秘訣がわかったわ!!じゃあまた!!」
「やーん!!待ってよぉ!!美華ぁ!!」
美華と呼ばれた子は
谷口美華
そして美華に置いてかれた子は
神山早苗
私は祈るように何度も彼女たちに心の中で囁いた
どうか全身に白味噌を塗ってきませんように!!